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2016年03月06日

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香港で考える。紺野昌彦

こんにちは紺野昌彦です。
現在僕は、1ヶ月間に1週間から10日の割合の滞在で3カ国前後の国を移動しながらの生活しています。
お仕事もあり野暮用もありで、一箇所に留まることのない状況です。
その中でも日本が一番滞在が少ないのが実情だったりします。昨年は最大4ヶ月日本に帰れない状況もありましたが今年はとりあえずは月に1回ペースは帰国ができています。
移動に次ぐ移動で、結果としていろいろな国を見回ることができます。
その中で感じるのは過去と比べると今のグローバル化は、大きく拍車がかかりどこの途上国を見ても、国ごとの格差が大きく是正しつつあるように感じます。

とは言っても東南アジア諸国いわゆるASEANでは格差は大きいですが、数年前に比べるとその是正速度は目を見張るばかり。
4、5年前はタイやカンボジアではスマートホンはアッパーミドル以上の所得者しか持っていませんでしたが、現在はグローバル化による産業の並行も進み技術が均等化しつつ中国製、台湾製の安価なスマホも多くなり、数年前には所有することができなかった所得層にもスマホは行き渡ったいます。ここでも多くの情報がこれまで以上の人々に行きわたりさらなる振興マーケットとなりグローバル化が進んでいるのでしょう。

同時にかつての超大国は行き止まり、これまでの後進国は大きく経済成長と、世界経済のグローバル化の加速はそれぞれの国に大きな変化をもたらしているのが今の俯瞰的な印象です。

この後進国、中進国の所得の上昇とグローバル化は、日本へはインバウンド増という形に変えて現れたひとつの現象で、隣国の個人所得の増加が大きく広域な移動人口に影響を与え人々の活動範囲やビジネス、投資環境も大きく拡大しつつある状況が伺えます。

時代が変わるときは大きく仕組みも変わる。
織田信長が室町体質の日本の慣例や寺社仏閣の権力を削ぎ国内の関所を廃し楽市楽座を敷いたのは言わば当時の日本国内のグローバル化に大きく貢献し、新たな時代の幕開けとなりました。

また明治維新ではそれまでの江戸幕府のもたらした秩序、農耕型国家から近代化に変革し、武家政治、封建政治を根本から覆し朝廷の権勢構造までも覆し、言わば庶民が中心の政治にシフトにつながった。要するに時代それぞれに保守という立場の過去の遺物という権力構造が大きく崩れ去るのが共通する特徴でした。

今の政治の革新という政治的な意味とは異なる部分もあるが、本来は革新勢力が旧体制を壊し、新たな時代を切り開いて来たのが日本の歴史そのもの。(今の日本では完全に逆の現象で、革新政党が過去の保守政治の保護政策を守ったり、体質の古い保守体制が新時代を作ろうとしたりと歪な構造になっているようにも感じます。)

今の時代も大きく変革の時を迎えていると言われて既に数年が過ぎていますが、IT化の急成長で世界のグローバル化は加速し、ここ30年は過去と比べ物にならない時代の早さだったのかもしれません。

この時代の流れの変化は江戸から明治に匹敵するのスピード感なのかもしれません。ただこの急速に変わる時代の中、かつては政治の構造も大きく変わった背景がありましたが、今の日本はこの急加速に対して政治だけが従来の時間軸で残されているのが現状に思えてしまいます。
これは法治国家の所以でもあるのかもしれませんが。

アラブ諸国などはここ何年かで大きく政治にも変革をもたらしてきた。またもう少し前には旧共産圏の崩壊など数多くの国が旧体制と大きく決別しています。

経済や人の動きがかつてよりさらに広域化し、経済構造自体も広域化した時代の先に何が必要とされ、どこを見て進むべきか複数の国を見て比較できる生活をしている私の現状でもようやくうっすらと前が見える程度。
良い意味でも悪い意味でも一寸先は闇ですからね。

情報のコモディティ化は人々により高いリテラシーを要求し、今後はさらなる嗅覚を研ぎ澄ますことが必要としています。
人やメディアに頼らない情報の判断が要求されるようになり既に10年近くたちつつありますが、それが是正されることはまだ見られません。

現在僕は香港に滞在中なのですが、香港は人口が800万人弱の小さな国ですが、投機マネーは東京の6倍の資本が集まっています。
港政庁のプライマリーバランスは完全な黒字。
ご存知のとおり税率は16.5%と世界でもトップクラスに低くく、それと並行して個人の責任が重視される社会なので、社会保障は厚くはありません。人の判断と人の選択がそれぞれの人生に大きく判断できますし、また左右もできます。
その香港を好んでこの地に移住する人も年間で1万人以上。逆に物価が高いのでリタイアし出国する人も1万人以上。
世界は広いのでこれでいいのかも?と思うことも多々あります。

香港は非常にいいサイズの国で(一国二制度なのであえて国と書きました)本来なら社会保障も十分なプライマリーバランスなのですが、大きな社会保障には頼らない独特な政策がある意味香港の大きな強みとなり中長期の成長を続けているのかもしれません。

経済規模でみると、言わば地方を持たない東京と行ったイメージ。
ここ香港に来るといろいろと考えさせられられるのです。

紺野昌彦


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Posted by cyborg-z at 16:35│Comments(0)香港ビジネス
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