2012年08月08日
ミャンマービジネスレポート、軍閥から財閥へ
今話題のミャンマーの市場調査や、ルート作りに滞在してきたばかりですので、少しの間ブログ記事はミャンマーのお話が続いていますが、お付き合いください。
ミャンマーは軍事政権から民主化されてまだ2年です。
長期的な軍事政権で国内で軍部の影響力はかなりの影響力にあったのは、言うまでもありません。
そして民主化政策が続き、アウンサン・スーチーさんの解放、選挙と続き、アメリカの20年近い経済制裁も解除されました。
この民主化の2年だけで、ミャンマー国内に流れ込んだ外資は前年の2.5倍の勢いで、この増加率は当面続くでしょう。
そんなミャンマーの経済、ビジネス事情を今日はもう少し深く書いて見たいと思います。
ミャンマーは軍事政権から民主化されてまだ2年です。
長期的な軍事政権で国内で軍部の影響力はかなりの影響力にあったのは、言うまでもありません。
そして民主化政策が続き、アウンサン・スーチーさんの解放、選挙と続き、アメリカの20年近い経済制裁も解除されました。
この民主化の2年だけで、ミャンマー国内に流れ込んだ外資は前年の2.5倍の勢いで、この増加率は当面続くでしょう。
そんなミャンマーの経済、ビジネス事情を今日はもう少し深く書いて見たいと思います。
ミャンマーの民主化から2年。
軍事政権はどのように変わったのか。
現在のティンセン大統領は軍出身で、軍部での階級は上級大将で、郡部ではNO,4で、軍事政権内でも首相を担当していた軍人でした。そして現在の閣僚名簿の28名のうち、元軍人は22名に上ります。
民主化されてと言えども、まだまだ軍の影響は大きいといっていいでしょう。
そして民主解放による大統領制、共和制の移行に伴い、利権は民間移行するのですが、その多くは元軍人が多くを得る実状が大きく、シンガポール、中国、韓国、タイなどの企業と合弁を組んで、あらたなミャンマー企業として活力を得ているのは、元軍人の資本がかなり多いと言っても過言ではないでしょう。
ですが、いきなりの完全民間移行では、ミャンマー国内はかなりの混乱も予想されたので、今回のワンステップの民主化は妥当だったのではないかと僕は考えています。
ちなみに今月の初めCNNの報道で、現シティンセン大統領は、2016年で大統領の職から辞する表明をしています。
本当の民主化はそれからなのかもしれません。
前回のブログの画像ですが、今回のミャンマーでお世話になった、各国の大使を歴任され、次期大臣就任予定の、大統領の側近のアウンティン氏も元軍人で、真中のインドの巨大企業、タタのミャンマーの実質オーナーのチ・テイ氏は元少将です。
そして面白い事はここからです。
このチ・テイ氏の秘書は元少佐、運転手は大尉と、このミャンマー企業のスタッフは全て元軍人で構成されているのです。
1つの連隊、大隊司令部がそのまま企業に鞍替えしている様子が伺えます。
それもかなり多くの企業でそうした光景が見られます。
この画像は今回ミャンマーで業務提携させて頂いた、ウエイさんですが、彼は1992年までミャンマーの国家元首を務めた、ソーマウン大将の娘婿だったりします。
画像は現在リノベーション中の施設の中での様子ですが、彼のスタッフも元大佐や元少佐だらけです(汗
在バンコクのミャンマー大使のティンウィン大使も元大佐の軍人上がりで、ここの領事は2人とも元少佐。
国の出先機関の半分以上は元軍人が占めている環境でしょうか。もちろん彼らは今では軍服を脱いでいますが、2年前まではこの職務を征服で履行していたわけです。
そして各施設の内部の部屋に飾られているのは、前国家元首のタンシェ元国家秩序回復評議会の議長の制服の肖像画ですからね。現ティンセン大統領のではありません。
これが現在のミャンマーの実状でしょうか。
もちろん文民統制が長く取られていなかったので、当面の移行期間は必要でしょう。
その間にミャンマー国内、や主要都市の整備は進みます。それによる事業利権や、土地、産業誘致は彼らに大きなプライオリティーがあるのです。
ちなみに面白い特徴は、現大統領は、陸軍大学の11期生です。そして画像の次期大臣は13期生、現大使は15期生。
要するに実際の国を動かす立場の人間の約80%が陸軍大学の11期~15期だということです。
彼らのネットワークがミャンマー最大の事業者ネットワークと化するでしょうね。
今回はそんな彼らと親しくなれたのが、うれしいのか、怖いのかわかりませんが(汗
民間テレビ局の電波帯の入札、サーバーの民営化、携帯の周波数帯の割り当てなどの利権は、今月から順次民間に流れ出る予定です。
外資系企業の政府との合弁は、今後5年間ミャンマーでは非課税措置が取られます。そのインセンティブはそのまま元軍人のプライオリティーになるのでしょう。
そして彼らはやがて大財閥となるです。
ま、どんな国でも同じ傾向なのですがね(^^;
ミャンマー進出のメリット・魅力
2011年3月に民政移管され、経済環境の整備も行われ、急速な経済成長性が見込まれる
天然ガス、鉱物など豊富な天然資源。広大な国土(約68万平方キロメートル)を有し、農作物も豊富
約6,000万人の人口を擁し、消費市場として魅力
低賃金で豊富な労働力があり、生産拠点として魅力
ダウェー、ティラワなど経済特区(SEZ)における工業団地開発進行中。優遇税制措置あり
インド・中国の中間に位置し、地理的好条件
識字率90%を超える知識水準の高さ
英国統治下時代があったため、ビジネスシーンでは英語での意思疎通がしやすい
親日的で勤勉な国民性。国民の約9割が仏教徒で一般的に温和な性格の人が多い。
治安の良さ
中小企業でも進出は可能なのです。
皆さん一度は足を運んで見てはいかがでしょうか☆
ミャンマー不動産①
ミャンマー不動産②
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軍事政権はどのように変わったのか。
現在のティンセン大統領は軍出身で、軍部での階級は上級大将で、郡部ではNO,4で、軍事政権内でも首相を担当していた軍人でした。そして現在の閣僚名簿の28名のうち、元軍人は22名に上ります。
民主化されてと言えども、まだまだ軍の影響は大きいといっていいでしょう。
そして民主解放による大統領制、共和制の移行に伴い、利権は民間移行するのですが、その多くは元軍人が多くを得る実状が大きく、シンガポール、中国、韓国、タイなどの企業と合弁を組んで、あらたなミャンマー企業として活力を得ているのは、元軍人の資本がかなり多いと言っても過言ではないでしょう。
ですが、いきなりの完全民間移行では、ミャンマー国内はかなりの混乱も予想されたので、今回のワンステップの民主化は妥当だったのではないかと僕は考えています。
ちなみに今月の初めCNNの報道で、現シティンセン大統領は、2016年で大統領の職から辞する表明をしています。
本当の民主化はそれからなのかもしれません。
前回のブログの画像ですが、今回のミャンマーでお世話になった、各国の大使を歴任され、次期大臣就任予定の、大統領の側近のアウンティン氏も元軍人で、真中のインドの巨大企業、タタのミャンマーの実質オーナーのチ・テイ氏は元少将です。
そして面白い事はここからです。
このチ・テイ氏の秘書は元少佐、運転手は大尉と、このミャンマー企業のスタッフは全て元軍人で構成されているのです。
1つの連隊、大隊司令部がそのまま企業に鞍替えしている様子が伺えます。
それもかなり多くの企業でそうした光景が見られます。
この画像は今回ミャンマーで業務提携させて頂いた、ウエイさんですが、彼は1992年までミャンマーの国家元首を務めた、ソーマウン大将の娘婿だったりします。
画像は現在リノベーション中の施設の中での様子ですが、彼のスタッフも元大佐や元少佐だらけです(汗
在バンコクのミャンマー大使のティンウィン大使も元大佐の軍人上がりで、ここの領事は2人とも元少佐。
国の出先機関の半分以上は元軍人が占めている環境でしょうか。もちろん彼らは今では軍服を脱いでいますが、2年前まではこの職務を征服で履行していたわけです。
そして各施設の内部の部屋に飾られているのは、前国家元首のタンシェ元国家秩序回復評議会の議長の制服の肖像画ですからね。現ティンセン大統領のではありません。
これが現在のミャンマーの実状でしょうか。
もちろん文民統制が長く取られていなかったので、当面の移行期間は必要でしょう。
その間にミャンマー国内、や主要都市の整備は進みます。それによる事業利権や、土地、産業誘致は彼らに大きなプライオリティーがあるのです。
ちなみに面白い特徴は、現大統領は、陸軍大学の11期生です。そして画像の次期大臣は13期生、現大使は15期生。
要するに実際の国を動かす立場の人間の約80%が陸軍大学の11期~15期だということです。
彼らのネットワークがミャンマー最大の事業者ネットワークと化するでしょうね。
今回はそんな彼らと親しくなれたのが、うれしいのか、怖いのかわかりませんが(汗
民間テレビ局の電波帯の入札、サーバーの民営化、携帯の周波数帯の割り当てなどの利権は、今月から順次民間に流れ出る予定です。
外資系企業の政府との合弁は、今後5年間ミャンマーでは非課税措置が取られます。そのインセンティブはそのまま元軍人のプライオリティーになるのでしょう。
そして彼らはやがて大財閥となるです。
ま、どんな国でも同じ傾向なのですがね(^^;
ミャンマー進出のメリット・魅力
2011年3月に民政移管され、経済環境の整備も行われ、急速な経済成長性が見込まれる
天然ガス、鉱物など豊富な天然資源。広大な国土(約68万平方キロメートル)を有し、農作物も豊富
約6,000万人の人口を擁し、消費市場として魅力
低賃金で豊富な労働力があり、生産拠点として魅力
ダウェー、ティラワなど経済特区(SEZ)における工業団地開発進行中。優遇税制措置あり
インド・中国の中間に位置し、地理的好条件
識字率90%を超える知識水準の高さ
英国統治下時代があったため、ビジネスシーンでは英語での意思疎通がしやすい
親日的で勤勉な国民性。国民の約9割が仏教徒で一般的に温和な性格の人が多い。
治安の良さ
中小企業でも進出は可能なのです。
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Posted by cyborg-z at 15:30│Comments(0)
│ミャンマー・ビジネス
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