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2013年06月02日

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経済の波動。一番前で波に乗りましょう。

ドメスティック過ぎる日本人の経済視観を昔からよく感じます。
先日ブログに書いたグローバリゼーションもしかりですが、1日ごとに小から大へ経済交流は拡大しています。もちろん地域での経済、地域でのマーケットも決して無視できない流れでもあり、機能として非常に大切な要素でもありますが、木を見て森を見では何れ取りこされることにつながりかねません。
世界の経済競争で劣勢と化しつつある日本は、アジアの中でも日本人はグローバル度は極めて低い国民性なのかもしれません。
20年ほど前に日本はジャパンアズナンバーワンと呼ばれた時代がありました。
当時の日本神話は、欧米での経済不況やアジアでの通貨危機などに大きな左右をされず経済成長率を保つものでした。
当時はG7と呼ばれる先進国7カ国が、世界をリードする立場を堅持していました。

今はG20となり20カ国が世界経済に影響を与える国に成長してその国々の企業がシェアの拡大を日々続けているのが、現在の状況です。
30~20年前はアジアに進出し工場を建設し消費国に販売するのはある意味では日本の専売特許でもあるかのような状況でした。
皇居の地価で、アメリカのマンハッタンが買えると言われた日本のバブル期には、潤沢な資本を背景に、アジアの発展途上国(当時)に安価な労働力を求め、そして中国の外国企業への市場開放を始まった90年代にも多くの日本企業が進出しています。

僕がブログによく書くタイですが、日系企業が7000社もあり、日本国内と大差ないインフラ環境が整っています。
30~20年前の当時ではミャンマーは軍事政権、カンボジアは内戦中、ベトナムはドイモイ政策を始めて間もないしアメリカとも国交が回復していませんでした。外国企業が安定した生産を維持できる東南アジアの国々はタイ王国と、マレーシアの2カ国、そしてやや下がってインドネシアくらいだった背景があります。

そのころは、携帯電話もまだアジア諸国では消費国にまで所得も上昇していませんでしたし、消費国というポジションより生産国という立ち位置だった背景もありますが、この時代世界へ進出できるアジアの国は日本だけだったことは特筆すべき点です。
なのでタイに多くの日系企業の蓄積がある背景なのですが、これらの国々が消費国に成長を始めここ10年は、同時に中国、韓国、台湾などの国や地域、そしてそこで活躍する企業が世界規模での競争力を伴って来たのです。
20~10年前のサムソンの製品のポジションは、粗悪で直ぐに故障する、カスタマーサービスも最低というイメージでしたが、現在では日本を代表する企業で元国営企業のNTTですら基幹商品として韓国製品を日本国内で販売しているくらいです。
これらの国々が成長した同じ時期の日本は、失われた20年と言われる経済無成長時代であり、その間にアジア諸国に追いつかれた格好というべきなのかもしれませんし、ジャパンアズナンバーワンという時代に胡坐をかいだことからパイオニア精神を失ったのかもしれません。

タイへの投資額の約60%はこんな背景から日本の圧倒的優位度はあるのですが、携帯市場、家電市場からは日本製品は駆逐されつつもあります。優位に展開しているのは日本の外食産業や、インフラ関係でしょうか。
その他のアジアの国々で同じでほとんどの国で日本は劣勢という状況は皆さんしっかりと意識しておいてください。
今日本に必要なのはグローバルに活躍でき、グローバルにチャレンジできる人材だと僕は感じています。

さて前座が長くなりましたが、経済の波動はこの前座でもご理解頂けたかとおもいます。
水面に石を落した時にできる「波紋」のように経済も、グローバル度も広がり続けてているのです。投資、回収の繰り返しで、無から有を作り上げる繰り返しの活動が経済運動なので、一旦成長した国や地域は50年くらい後のスクラップアンドビルドを待たなくては再投資時期にはならないのです。(単純論です)

先日僕がブログに書いた、グローバルという概念にはやや矛盾しますが、グローバリゼーションの基点となる出来事は、産業革命であったり、米西戦争(1898年のアメリカとスペインの戦争)であったりという学論もありますが、とにかく拡張を続けていることは間違いのないことであり、ようはその水の波紋の最先端でビジネスをする事が重要なのです。日本国内はすでに成熟期を迎えた経済体質であり、外で稼いで中を潤すのが今必要な活動なのです。
華僑もユダヤ商人も古からそのビジネススタイルなのです。ちなみにユダヤ商人は紀元前3世紀からこのスタイルですからね(汗

もちろん波紋の中でこそのビジネス、内そこで必要な活動なども多く存在しますが、僕は走り続けるというもとでも視点です。

経済の波動。一番前で波に乗りましょう。

一度、川の堤を切った水は留まることをせず広がるまで広がり続けます。
ようするに上禅水の如しなのです。



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