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2013年04月16日

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タイの地価高騰とASEAN統合

現在、僕はタイで販売されているコンドミニアム(マンション)のビジネスをしていますが、業務の一環として様々なものをベンチマークして調査、傾向を調べています。前回のブログに書いた天然ゴムもその例の一つです。
今回はASEAN統合とタイの経済成長を背景に上昇中の不動産価格についてです。
この不動産の上昇率は目を見張るものがあります。これでもタイの不動産価格は、世界ランキングでは80位程度なのです。ASEANの統合後、更なる経済成長の加速が見込まれるので、地価ランキングが50位、30位と順位を上がることを想定すると驚くことになりそうな気もします。
やや過剰報道とも思われるミャンマーの開国と地価等の高騰。
これはここ2年間に6~8倍にまで高騰したと言われています。実際に1年かけてヤンゴンの主要地帯の地価の検証をしましたが、実態経済以上に高騰しているのが目に止まりました。そんなヤンゴンの地価高騰ですが、同じくタイでも発生しているのです。

タイはミャンマーやカンボジアと比べると法整備も土地や家屋の売買のルールもしっかりしています。
もう先進国並みと考えてもよいくらいです。一部にまだ例外はありますが、東南アジア圏ではかなりしっかりしたルールに則っています。

そんなタイでもASEAN統合前に陸路での国境開通がまじかに迫る、タイ、ミャンマーの国境沿いは特に高騰が目立ちます。

現在まで以下が確認取れている情報です。
タイ土地局より

土地の単位は前回のブログを参照してください。

バンコクの土地の価格変動(タランワーあたり。1タランワー400平方メートル)
プルンチット、チットロムエリア
1996-1999年 330,000~420,000バーツ
2012-2015年 1,500,000~1,800,000バーツ
上昇率 +445%
(ライあたりで考えていただく場合には400をかけてください)

シーロム
2009年 850,000バーツ
2012年 1,250,000バーツ 
上昇率 +47%

ノンタブリ 電車の通る地域
2004-2007年 7,500~20,000バーツ
2012-2015年 120,000~150,000バーツ
上昇率 1400%

カンチャナブリ 川沿いの土地(土地局には未確認)
土地ブローカーよりの情報
2007年 75バーツ  (1ライ 30,000バーツ)
2010年 150バーツ (1ライ 60,000バーツ)
2012年 250バーツ (1ライ 100,000バーツ)
2013年現在 750~1,500バーツ(1ライ 300,000~600,000バーツ以上)

また昨年からの統計でサパンタクシンより電車が延長となったタプラ、ウォンウェンヤイ地域は1年で少なくとも33%地価が上昇しているとの発表です。これらの情報は土地局の発表を元に新聞各社が報道していたもの、および2012年からの情報は土地局直接のソースとして確認取れました。

ここで注目しているのは、ミャンマーとの国境にあるカンチャナブリー県です。
ダウェーとの国境整備や、両国を結ぶ高速道路の建設が進むエリアです。
現在僕がオススメしているタイのパタヤ(チョンブリー県)は一昨年のタイの洪水でも水害がなかった事から付近の工業団地に日系企業が移転を始めているタイ第二の経済都市ですが、このカンチャナブリー県も水害がなく、豊富な労働力を有し、深海港をそなえるダウェーに隣接する県でもあるのです。その地域も当然ながら地価の高騰が始まっています。

そんな不動産の一つを例に上げます。
川沿い(32ライ)リゾートが並ぶ静かな地域ですがカンチャナブリ市街やダウエーまでのモータウェイにも近い地域。
32ライということは、1ライは40×40,1600㎡なので、57600㎡と相当な土地の広さです。それが1440万バーツです。かなり安い☆
1ライあたり45万バーツ  合計1440万バーツ

2川沿い(10ライ)リゾート 同じくリゾートが並ぶ静かな地域。
市街からは少し離れますが、サイヨク滝や温泉がすぐ近く観光には優れた地域
バンガロー(5軒)レストラン、トイレなどの施設あり、庭も整備されています。

タイの地価高騰とASEAN統合タイの地価高騰とASEAN統合
タイの地価高騰とASEAN統合タイの地価高騰とASEAN統合

タイは固定資産税がありませんので、3~5年の塩漬でも課税がなく負担なく保有が可能です。
本来は外国人はタイ国内の土地取得は認められていませんが、信頼をおける会計士事務所や不動産管理会社が代理取得してくれるところが数件存在します。また転売課税も日本に比べると格段に安く、その利益が確定後キャピタルゲインを日本国内に持ちかえった総合課税でも、順当な国内の不動産課税に比べるとかなりお得なのです。

そんなアジアの不動産に魅了される今日この頃です。

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