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2012年10月17日

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ミャンマー進出の鍵「ホテル」

連日の報道でミャンマー熱が暑くなっていますね。
日本政府も本格的にテコ入れをしています。
これらの報道で、ミャンマー進出を考える企業は増加するでしょう。
そんなミャンマーからは、進出に必要な様々な情報が連日手元に入て来ていますので、その中でも面白い情報があればブログでも紹介したいと思います。
ミャンマー進出の報道が連日行われていますが、その報道の一部の様子です。
ANAがミャンマーへ12年ぶりに再開した直行便。


僕たちの会社は、ここに出ているミャンマー企業を始め、ミャンマー企業と3社ほど業務提携をして日本企業の進出のお手伝いをしている経緯があります。

ミャンマーへは何度か現地での市場調査してきましたが、小規模資本での進出は残念ながら難しい部分があります。
その理由の一つとして、予想より早い地価の高騰があります。
この1年で最低でも6倍くらい値上がりしている実状がありますが、電力不足ながら電力コストは日本の4分の1、人件費は20分の1以下、特別経済区では5年間の非課税が検討されているので、現時点での地価の高騰具合でも、規模が大きければ、大きいほどお得感が増す環境と言えます。

小資本での進出の場合は、進出する日系企業等のサポートや、現地での外国法人のかゆい所に手の届く仕事の場合は多いに可能かもしれません。ですが、それなりのクオリティーで、環境も良い、賃貸物件は日本の地方都市を変わらない価格と思ってもらってもよいでしょう(ヤンゴン市内)もちろん現地のクオリティーでOKな場合は、格段に安い物件もあります。現地マーケットに対するビジネスならば問題はないでしょうが、飲食店、物販店など現地のマーケットを考える場合は、地価の高騰、賃貸物件の価格や、ミャンマーの労働者の平均所得から考えたら、そんなに優しくない環境とも言えるかもしれません。

どんな業種がミャンマー進出に適しているか
一番は製造業でしょう。
大規模な電力消費のある業種は今のところNGでしょう。
現在のミャンマーの最大の問題は電力事情でもあり、日に数回の停電は当たり前で、ほとんどのホテルや商業ビル、工場は停電に備えて自家発電を備えています。

この中でも、ミャンマー進出で、僕が面白いと考えているのは、ホテルや外国人向けのコンドミニアム、オフィスビル等への投資でしょうか。

現在ヤンゴン市内で建設中のホテルです。
ミャンマー進出の鍵「ホテル」

ミャンマー進出の鍵「ホテル」

ミャンマー進出の鍵「ホテル」

ミャンマー進出の鍵「ホテル」

ホテルとして建設中のこの建造物の場所はヤンゴン市内の中心部に近く、7階建てで客室数は約70室です。
現地企業でのホテル営業許可の申請済みですので、ミャンマー企業とのジョイントベンチャー形式の賃貸での運営がベターな物件です。
この物件は、内装、ベッド、リネン(ホテル内にランドリー施設あり)空調、テレビ、冷蔵庫、ネット環境、停電用発電機などが込まれているので、即営業できる状況。賃料は日本円で300万円前後。ミャンマーの物価、ホテルの規模からして少し割高にも感じますが、ミャンマーの地価高騰からすればちょっと割高ですが、即営業できる設備を考えれば、現地では相場なのかもしれません。前回での現地調査でスケルトンの9階建て1棟貸しで、150万前後が相場でした。
図面やパースなどの情報もありますので近いうちにUP致します。

ちなみにこの規模のホテルの場合、土地を取得して、建築物を作る全ての費用で、恐らく1億円~1.2億円くらいでしょうか。
(地代、施工の費用に関しては過去ブログを参照下さい。)

家賃こそ割高に感じますが、人件費が1人当たり月間3000円~1万円程度ですので、30人雇用しても最大で30万円。日本でのアルバイト2人分に相当程度ですので、非常に安価です。電気代は日本の4分の1程度。

これに対して、宿泊単価はヤンゴン市内ではホテル不足から価格は高騰し、当面はこの状況が続で、普段では2000円もしないようなホテルでも1万円くらいまで高騰しています。また新築のホテルは2万~3万も当たり前の価格です(もちろんこれらは一定以上のクオリティーはあります)

中堅規模で、築30年以上のヤンゴンのホテルで、1泊5000円~8000円が相場ですので、8000円の宿泊費と仮定して70室だと、稼働率50%(現在のヤンゴンでそれはあり得ないでしょうが)で考えても1年間で1億円の売り上げにはなりますので、人件費やその他のコストが格段に安価なために面白いビジネスかもしれません。

世界のホテルの予約サイトでもある「アゴダ」や「エクスペディア」などを一度確認してみて下さい。
バンコク市内の場合は、登録ホテルが、1000を超えているのですが、ヤンゴン市内では24ホテルしかなく、ネット環境など一定の基準を満たしているホテルは、その半分なのがわかるかと思います。

観光産業とそのノウハウが蓄積された沖縄の企業の多くが海外でのシェア獲得に動いて、外でも稼げる企業体質をつくり立地的なメリット、そして先進地域になってほしいものです。
それがグローバルな経験を積み、世界をして一番の人材育成となり世界に羽ばたける沖縄につながります。
そして、台風や様々な状況にもろい沖縄産業の強い企業体質にもつながりますからね。

複数のホテルやオフィス物件を現在調査中ですので、興味のある方はサイドバーよりメッセージ下さい。


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Posted by cyborg-z at 16:36│Comments(3)ミャンマー・ビジネス

この記事へのコメント

地価が上昇すると現地の人にとっても良い点があったり悪い点があったりするんでしょうね・・・。
Posted by 新垣覚 at 2012年10月17日 16:47
私も、ヤンゴンのホテル・レジデンス事業は非常におもしろいと考えています。ヤンゴンにいるミャンマー人からその情報を栄誉としていますが、タイムリーで適切な情報を得られていない状況にあります。 今年の5月Groud Mee Yahta Hotel が、$4,000万ドルで売却との話が来ましたが、結果、本当の話でありませんでした。また、8月にK Paradise Hotel が、$200万で、買えると言う話でしたが、急に一年間$200万/年の
レンタル契約の話に変更になりました。 正確な情報があれば、面白いと思っております。 ホテル・レジデンス用地の情報がありましたら、お教え下さい。
Posted by 横山公平 at 2012年10月17日 18:15
ミャンマーのホテル・レジデンス投資での見方は、全く同感です。今年の5月にヤンゴンのミャンマー人の友人から、Groud Mee Yahta Hotel を $4,000万で販売すると言う情報がありましたが、持主に繋がりませんでした。また、8月にK Paradise Hotel を$200万で、15年間の営業権を売ると言う話が、同じ友人からきましたが、年間のリース料が、$200万
と話が変わってしまいました。ホテル・レジデンスの用地があればご紹介下さい。投資家を紹介できるかもしれません。宜しくお願い致します。
Posted by 横山公平 at 2012年10月17日 22:41
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