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2011年11月29日

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ビジネスの発想法(パート2)実例

前回のブログでビジネスの発想方法について僕なりの考えを書いてみました。
待ち仕事ではなく新たにマーケットを作り上げるのがビジネスであると言うことです。
点と点を線でつなぎ、そして新たな形を作り出すのです。ディレクターではなくプロデューサーであるのが重要なポイント。既存のマーケットに技術や、商材を持ち込むのもビジネスではありますが、醍醐味ではありません。少しの発想、そして工夫することで新たなマーケットになることも意外に多いのです。

今顕在的な市場が10%とすると90%が潜在的市場なわけです。
たとえば今流行っているfacebookやG+のようなソーシャルメディアで多くの人と交流し、友達として繋がり続けていますが、これら全てが潜在的なマーケットと考えてもいいわけです。それぞれが、毎日何かを消費しますし、多くの方が何らかの企業に勤めていたり、自身でビジネスをやっているケースも多いのですからね。
人の欲求や、企業のウィークポイントさせ分かればさらなるビジネスも可能となるのです。

前座が長くなりましたが、非常に参考となる例がありますので、紹介してみたいと思います。
先日八重山にセミナーがあり、講師としてお招きいただいたのですが、そのときに僕ともう一人の方がお話されました。
これは非常にいいモデルケースですので、そのお話です。

沖縄の皆さんはご存知と思いますが、伊江島のイエソーダ。
伊江島の北海岸にある水源地「湧出(わじー)」のわき水と、島で生産される黒糖を使った炭酸飲料「IESODA(イエソーダ)」が2007年の発売後、2カ月間で初回生産分の1万2千本を完売する大ヒット商品となりました。このほど新たに2万4千本を製造委託先の佐賀県の飲料メーカーに追加発注し、今では全国の沖縄物産を扱うお店やネットでも購入できるようになっています。
これなんて無から1万本以上が販売される市場を作っているわけで、一見は既存の飲料市場に対する新商品のリリースにも感じる方もいるかもしれませんが、他の飲料品と比べると小ぶりで、値段も倍近い価格です。
これは商品のブランディング力と、プロモーションが大きく結果を出している例です。またこれの最大のポイントは、本命である伊江島の知名度向上と、来島してもらう動機誘発には抜群な効果があるのではないでしょうか。
島で作られる物や、島に対する意識を考えるとその派生効果はさらなる市場を生み出すのです。また本当近郊の離島ならではの問題で、来島者数に対して宿泊者数が悩みの環境が、これにあわせた民泊での修学旅行の誘致で、民泊収入は65倍まで増収し、かなり島内経済を活性化しているようです。これも大きな投資ではなくアイデアと実行力での結果でしょう。

現在はサトウキビから作られるラム酒で更なるプロモーションを展開しています。
それは島内での観光客への販売に留まらず、製品のプロモーションをかねたレセプションを東京都内で流通や酒販関係者を呼んで盛大に実施するなど、一流の手法で一気に販路を作り上げたりしています。

ビジネスの発想法(パート2)実例 ビジネスの発想法(パート2)実例

画像中のエプロン姿の人。この人が仕掛け人なのです。発案から予算の獲得、そして販路まで仕掛けるプロデューサーの松本壮さんなのです。当然ながら多くの人の理解と協力得てこそ出来る企画なのですが、その企画に多くの人を巻き込む人間力、そしてプレゼン力が無ければこれは実現しかったでしょう。
多くのモデルケースがあるかと思いますが、これはかなり模範例になるのではないでしょうか。
まだまだ面白い例は沢山ありますので、また紹介してみたいと思います。





G+沖縄起業支援D.PROJECTのページ

G+選挙プランナーD.PROJECTのページ



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Posted by cyborg-z at 08:23│Comments(1)ビジネスのヒント

この記事へのコメント

プロデューサー的思考は無から無限の利益を生み出すのですね。
少しの考え方や見方の変化だけでビジネスになるという事を
私はサラリーマン時代、想像もできませんでした。
いつも素晴らしい視点を提言していただきありがとうございます^^
Posted by 新垣 覚 at 2011年11月29日 08:58
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