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2011年09月19日

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観光客が沖縄に求めるベネフィット(石垣島)

この週末は出張で石垣島に行ってまいりました。
かなり久々で、実に6~7年ぶりでしょうか。実は石垣島には、12年ほどまえに2年間住んでいました。
新しいホテルの立ち上げの仕事で、それが始めて沖縄に住むきっかけでした。

今回は色々なリサーチのお仕事。
たまたま偶然にも複数の石垣行きの予定があったので、非常にラッキーでした。

石垣島には現在新空港が建設されています。進捗状況はかなりの完成度です。場所は現空港よりかなり北に位置しており、車で30分程度は必要な距離です。新空港周辺は開発のために土地の買収も進んでいるようで、一部の住民からはプチバブルという声も聞こえてきました。現空港の拡張ならそうではないでしょうが、移転となれば大きく石垣島のマーケット構造は変わってしまいます。今回の新空港は倍以上の規模になり、空港内の売店の数も30店舗。そして国際ターミナルも完備された24時間空港となります。就労する人数も倍以上ではすまないでしょうし、周辺にはレンタカー会社や、観光バス会社、そして空運、陸運会社も多くできるでしょう。またそこに就労する人たちを対象とする飲食店や、アパートも出来るでしょうね。これだけでもけっこうな規模の投資となりマーケットになります。その分現状の空港周辺の企業は移転となり、構造も変わって来ます。
敏感な人はこのチャンスにと、色々な動きもされているようですしね(^^;

現在の那覇空港のキャパシティーも限界で、現県政の掲げる観光1000万人にはとても不可能な現状です。もちろん震災の影響での観光減もありますが、それ以前に空港キャパが現実問題として立ちはばかりますからね。。それに対応するためにも新石垣空港は国際ターミナルのある24時間空港になったのでしょう。
近い内にどれくらいの経済効果があるか実数をはめ込んで検証してみたいと思います。近い内にね☆

さてさてこれから本題ですが、石垣島のお土産品店には非常に情緒のあるお店が多いです。
以前に住んでいた頃にはあまり気にならなかったのですが、ブランディングやプロモーションを多く手がけるようになってからは、見る感覚が大きく変わりました。石垣島に観光客が何を求めに来るかをキャッチしたコンセプトのお店がけっこう多い。国際通りの在り来たりなお土産品店とは大違いです。店舗にクロスを貼って、棚を並べ商品を並べたままのお土産品店の国際通りにはウンザリします。。もちろん良いお店もありますよ☆

観光客が沖縄に求めるベネフィット(石垣島) 観光客が沖縄に求めるベネフィット(石垣島)

観光客が沖縄に求めるベネフィット(石垣島) 観光客が沖縄に求めるベネフィット(石垣島)

こんな感じのお店が軒を並べていたらワクワクしませんか?
一部は国際通りにもお店があるお店もあります。ですが全般的に石垣島に情緒を求めるベネフィットが上手く伝わります。今の国際通りは何を求めている人に何を伝えたいのでしょうか?
石垣では京都のように、観光客の求める何かを感じました。もちろん今風な洗練されたお店もありましたし、新旧のワクワクが旅行気分に花を添えている感じでした。地域全体でブランディングしている観光地も今では多くあり、飛騨高山、熊本の黒川温泉などが、代表的な存在でしょう。黒川温泉などは、大人の情緒的アミューズメントが始点であるように、全体でのイメージ作りも今後大きな課題ではないでしょうか。

駄文に長々とお付合い頂きましてありがとうございました。












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Posted by cyborg-z at 09:10│Comments(0)沖縄のポテンシャル
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