2010年12月15日
アジアのコンビニ事情(タイ)
昨日に引き続きタイの経済ですが、コンビニ市場で見てみると面白い傾向があるので紹介してみたいと思います。
日本では飽和状態ですが、開発途上国ではまだまだ面白いビジネスのようですね。
中国もそうですし、インドなどもそうです。最後に紹介する国なんかは、僕は一番美味しいんじゃないかと考えています。
たまたま手元にある資料はセブンイレブンの例ですが、タイを始めアジアの国々に日系企業のローソンやファミリーマートなどたくさん進出しています。僕も旅行や商用でオ訪れる度にその看板に安心感を抱いてしまいます。
セブンイレブンはアメリカ企業です。米サウスランド社。日本ではいイトーヨーカドーが同社から日本国内のエリアフランチャイズ権を獲得しているので、この会社と主われがちですが、そうではありません。親元は列記ととした外資系企業です。よく色々な国に旅行に行かれる人は世界各国でセブンイレブンの看板を見ていると思います。
さて本題ですが、このセブンイレブンの店舗数と拡張してきた経緯を比較すると実に面白いのです。
2008年のデータですが、店舗総数ですが、国別でみると以下のとおりです。
1位日本 12105店舗
2位アメリカ 6320店舗
3位台湾 4800店舗
4位タイ 4778店舗
5位韓国 1995店舗
6位中国 1512店舗
以外にタイが多いのです。現在3位の台湾を恐らくは現時点で抜いていることでしょう。
参考までに日本に同コンビニの1号店が出来たのは1974年。タイは1989年。事業開始からの店舗の増加数は両国ともにほぼ同じペースで増加。双方ともに類似した傾向が伺えます。
ここで面白いのが、GDPや個人所得の差を見ることです。日本とタイのGDPは20:1の開きがあり、個人所得は6:1の差があります。そして日本の人口は約1億2000万人で、タイは約6100万人で半分です。これまで開きがあるに成長率はほぼ同じ。ちなみにタイのコンビニはフランチャイズは少なく、エリアライセンスを持っている会社の直営が大半を占めています。またPOSシステムなどの流通手段は全く同じ。もちろん売上金額はその所得に比例する部分はあるでしょうし、店舗の設置費用も、維持費もそれに比例していると思います。ここから何が見れるかですが、急速な発展、すなわち先進国の構造にキャッチアップしている状況と考えていいのではないかと感じています。
タイでセブンイレブンの権利を持っている会社は、CPグループという会社で東南アジア最大のアグリビジネスを展開する会社です。
CPグループ
CPグループとは汕頭出身の潮州系タイ人、謝家(チエンワノン家)が基礎を作ったコングロマリット(複合企業)である。タイで最大のコングロマリットと言われ、農業分野や食料品の分野を中核事業として、通信、不動産分野にも精力的に進出し、全部で8つの分野で事業を展開している。国際的には、アセアン各国や中国などを中心に世界13カ国に進出し、ロンドン証券取引所上場企業となっている。
特に、中国へは積極的に進出しており正大集団(チアタイ集団)として知られ、中国最大の外資系企業である。タイの企業は中国への進出に消極的と一般に言われているが、その中で積極的に中国本土へ投資しており、珍しい存在だとされている。
こんな状況は当然ながらコンビニ業界や大手企業、起業系シンクタンクとしては当然の情報なのでしょうが、なんか面白くありませんか?中国に目を奪われてはいますが、色々なマーケットがアジアには存在しています。そしてこれより僕が面白いと感じているのがベトナムです。まだ同国ではこれらの国々と比較すればコンビニは普及していません。ですが、中国景気のお陰と日本のODAの効果も後押しして、急速な経済成長を始めているのです。そして人口はタイを抜いて8000万人。マーケットとして成熟するのは時間の問題です。日本のコンビニとしてはファミリーマートが今年の春に展開を始めたばかりです。エリアフランチャイズは資本規模的に考えても難しいのですが、サブエリアフランチャイズ等で進出すれば間違いない市場ですよ☆中国嫌いで日本びいきですしね。(最近は韓国の攻勢に日本は押され気味ですが)そんなお金は持ち合わせていませんが、なんだかワクワクするお話だと思いませんか??
コンビニ業界にベンチマークしたアジアマーケットのお話でした☆
駄文にお付き合い頂きましてありがとうございました!!
紺野昌彦
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日本では飽和状態ですが、開発途上国ではまだまだ面白いビジネスのようですね。
中国もそうですし、インドなどもそうです。最後に紹介する国なんかは、僕は一番美味しいんじゃないかと考えています。
たまたま手元にある資料はセブンイレブンの例ですが、タイを始めアジアの国々に日系企業のローソンやファミリーマートなどたくさん進出しています。僕も旅行や商用でオ訪れる度にその看板に安心感を抱いてしまいます。
セブンイレブンはアメリカ企業です。米サウスランド社。日本ではいイトーヨーカドーが同社から日本国内のエリアフランチャイズ権を獲得しているので、この会社と主われがちですが、そうではありません。親元は列記ととした外資系企業です。よく色々な国に旅行に行かれる人は世界各国でセブンイレブンの看板を見ていると思います。
さて本題ですが、このセブンイレブンの店舗数と拡張してきた経緯を比較すると実に面白いのです。
2008年のデータですが、店舗総数ですが、国別でみると以下のとおりです。
1位日本 12105店舗
2位アメリカ 6320店舗
3位台湾 4800店舗
4位タイ 4778店舗
5位韓国 1995店舗
6位中国 1512店舗
以外にタイが多いのです。現在3位の台湾を恐らくは現時点で抜いていることでしょう。
参考までに日本に同コンビニの1号店が出来たのは1974年。タイは1989年。事業開始からの店舗の増加数は両国ともにほぼ同じペースで増加。双方ともに類似した傾向が伺えます。
ここで面白いのが、GDPや個人所得の差を見ることです。日本とタイのGDPは20:1の開きがあり、個人所得は6:1の差があります。そして日本の人口は約1億2000万人で、タイは約6100万人で半分です。これまで開きがあるに成長率はほぼ同じ。ちなみにタイのコンビニはフランチャイズは少なく、エリアライセンスを持っている会社の直営が大半を占めています。またPOSシステムなどの流通手段は全く同じ。もちろん売上金額はその所得に比例する部分はあるでしょうし、店舗の設置費用も、維持費もそれに比例していると思います。ここから何が見れるかですが、急速な発展、すなわち先進国の構造にキャッチアップしている状況と考えていいのではないかと感じています。
タイでセブンイレブンの権利を持っている会社は、CPグループという会社で東南アジア最大のアグリビジネスを展開する会社です。
CPグループ
CPグループとは汕頭出身の潮州系タイ人、謝家(チエンワノン家)が基礎を作ったコングロマリット(複合企業)である。タイで最大のコングロマリットと言われ、農業分野や食料品の分野を中核事業として、通信、不動産分野にも精力的に進出し、全部で8つの分野で事業を展開している。国際的には、アセアン各国や中国などを中心に世界13カ国に進出し、ロンドン証券取引所上場企業となっている。
特に、中国へは積極的に進出しており正大集団(チアタイ集団)として知られ、中国最大の外資系企業である。タイの企業は中国への進出に消極的と一般に言われているが、その中で積極的に中国本土へ投資しており、珍しい存在だとされている。
こんな状況は当然ながらコンビニ業界や大手企業、起業系シンクタンクとしては当然の情報なのでしょうが、なんか面白くありませんか?中国に目を奪われてはいますが、色々なマーケットがアジアには存在しています。そしてこれより僕が面白いと感じているのがベトナムです。まだ同国ではこれらの国々と比較すればコンビニは普及していません。ですが、中国景気のお陰と日本のODAの効果も後押しして、急速な経済成長を始めているのです。そして人口はタイを抜いて8000万人。マーケットとして成熟するのは時間の問題です。日本のコンビニとしてはファミリーマートが今年の春に展開を始めたばかりです。エリアフランチャイズは資本規模的に考えても難しいのですが、サブエリアフランチャイズ等で進出すれば間違いない市場ですよ☆中国嫌いで日本びいきですしね。(最近は韓国の攻勢に日本は押され気味ですが)そんなお金は持ち合わせていませんが、なんだかワクワクするお話だと思いませんか??
コンビニ業界にベンチマークしたアジアマーケットのお話でした☆
駄文にお付き合い頂きましてありがとうございました!!
紺野昌彦
絶えまない変化の先に
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Posted by cyborg-z at 21:48│Comments(2)
│ビジネス
会社員時代に某離島第一号のコンビニの立ち上げやったのを思い出しました
もう24時間働けません(爆)
もう24時間働けません(爆)
Posted by sonan at 2010年12月16日 00:00
sonanさん
いつもながら驚くくらいの経験地ですね!興信所といいコンビニといい。実は僕も某コンビニの関西事業本部にいた事がありました。短期間ですが(^^;あの時間の波?が耐えれませんでしたね。。アフィリ以外の職歴がかなり似ていますね(汗
いつもながら驚くくらいの経験地ですね!興信所といいコンビニといい。実は僕も某コンビニの関西事業本部にいた事がありました。短期間ですが(^^;あの時間の波?が耐えれませんでしたね。。アフィリ以外の職歴がかなり似ていますね(汗
Posted by cyborg-z at 2010年12月18日 14:26
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