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2014年10月15日

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所得上昇率に見るASEAN グローバルビジネスネットワーク紺野昌彦

現在、東南アジアの不動産においては、マレーシア、タイ、フィリピン、カンボジアが目立った存在です。
とくに僕たちの会社では、タイとカンボジアの不動産に対する投資に特化していますが、これらの国々の伸び率と投資に対する効用を所得の伸び率から比較してみました。
と特にマレーシアの外国人の不動産取得に対して制限が高くなってからは、フィリピンとカンボジアに大きくシフトしている傾向が伺えますが、これらの対比も面白い数字で見て取れます。
まずはフィリピンについてですが、各シンクタンクが出している資料では、経済成長を疑わせる内容も多く、肝心な経済を支える労働力が出稼ぎ労働による国外流出が実は大きな欠点のひとつだったりもします。

その裏付けが外貨獲得の高順位に出稼ぎ労働者の仕送りが挙げられるのが顕著なところでしょう。

ASEAN各国の成長に不可欠なのは今後の産業蓄積とそれからなる産業構造は言うまでもありません。
その労働の担い手となる若年層の海外への流出は、外貨獲得はなっても逆に国内の産業従事の妨げにもなっているようです。

実際に日本から一番近いASEANとも言われていますが、今後人口減少によるマーケット縮小と、経済空洞化の加速が考えられる日本ですから、メリットといえるのかも疑問です。
またASEAN統合の一番のメリットはインドシナ半島における、東西回廊、南北回廊などASEAN圏の経済連帯と、中国マーケット、インドマーケットとの陸路での連結です。
このような恩恵はフィリピンでは受けることができにくいという地政学的なマイナスも大きいかもしれません。

ASEAN統合

この地図は僕たちが展示会などで使うものですが、地図に落とし込むとこのようなイメージです。

さてこのような環境は、様々な指標から見て取ることが可能です。
表題にもある所得の比較もこれらの流れが大きくわかるかと思います。

ASEAN所得比

これはサイトからの引用チャートですが、これで見るように1987年から2000年までと、2000年から2013年までの13年づつの比較ですが、所得の上昇率がそのままアジア不動産の人気にリンクするのがわかるかと思います。

数年前まで人気の高かったマレーシアの所得上昇率はトップでありそれに次いでタイ王国となっています。
ASEANで先進国入りすると言われる国の2トップという感じでしょうか。

ここで注目すべきはカンボジアだったりします。
長きに渡る内戦の関係もありますが、一つ目のチャートでは15倍の上昇で、二つ目のチャートでも3.5倍と全体ボリュームは低いながらも高水準での伸びであり、その上昇は現在も継続中です。

それを裏付けるのがGDP比率から見る投資額です。
カンボジアが飛び抜けているのが分かるかともいます。これはここ2年でスタートした企業の進出ラッシュを数値化したひつとつでしょう。

所得上昇率に見るASEAN  グローバルビジネスネットワーク紺野昌彦

こちらも他のサイトからの引用チャートですが、カンボジアの直接投資額が今後の所得の上昇を裏付けするよい指標と考えてもよいかと思います。
それと対比して見てもらいたいのがフィリピンの持つ指標です。
投資額の低さと、先に書きました労働力の海外流出などが、僕的にはあまり投資対象国としては魅力に欠けるものであり、カンボジアの今後の上昇率がASEANの統合により経済が均等化に近づくにつれて伸びるキャピタルが期待できる要素と考えています。
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