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2011年05月08日

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経営管理理論(改)

経営管理理論(過去ブログ改訂版)について。
今の僕の職業では様々な業種に携わる機会が多く、お陰さまで多くのジャンルのビジネスを日々勉強させてもらっています。
既存店や既存会社もそうですし、特に新事業の立ち上げは何度関わっても勉強になりますね。
今年になってからは、中規模店舗(3階建てのビル1棟)の商業施設のマネージメントや、ストアプロモーションに携わっています。今回は途中、震災、原発問題も重なり、内装の設備、商材などが大幅に入荷が遅れたり、観光地沖縄ということもあり、観光流入の減少と色々とイレギュラーが重なりました。

新規オープンは何度携わっても勉強になる。

その理由はその都度、初心に帰れること。今までの経験を再確認できること。

特に今回は、前述の影響で計画は頓挫。
もちろんそれを克服するために計画変更を重ね、前に進めて行く作業が面白い。
観光減でも10年年前の指数に下がった程度と考えて、それに合ったプロモーション、マネージメント、を採用し実行すればいいのです。

一つの会社やグループにいるとその環境から考え方などが偏りがちになります。そして全ての思考や判断がインナーサークルで発生した事実や、そこでの価値観で全てが完結してしまう傾向があります。大きな意味での参考は、今の内閣でしょうか。国民や多くの議員の声が聞こえていない。閣僚会議や一部の取り巻きの価値観で完結されてる。こんな感じでしょうか。
そんなようにならないためにも多くの会社や自分以外の価値観の相手とも普段から意見交換しましょう。

僕の関係する会社やグループもそういう意味ではいいサンプリングデータとなっています。
会社にはそれぞれ独自に醸成されてたいる理念や価値観があります。そこで生まれる馴れ合いも。もちろんここは改善すべきだな。ここはもっと伸ばすべきだな。この考えや理念は早いだろう。などなど。これはコンサルタントという立場があるからか多くの企業から僕自体が学べる事でもあります。また僕の所属するグループは以前にもブログに書いたように、僕の所属する会社は、複数事業者の代表が集団です。服数の企業の共同体がベースです。その中は、先ほど書いたように様々な価値観が集まります。またトップダウンではなくボトムアップである事が特徴の一つでもあります。そんな環境から経営理念や管理論、マネージメントについて再勉強。何が正解かはわかりませんが、何が間違いかはよく分かるつもりです。なので日々勉強と研究。それで更なる経営管理理論の研究につながる。

沖縄の会社は、というより地方都市全般かもしれませんが、企業ではなく、企業の体裁をとった家業が多いのが実状でしょうか。組織として考える機能がやや少ないといつも感じてしまいます。もちろんそうでない会社もありますがトップダウンでその物事が決まり、社員ではなくその家族や一族の発言がウエイトが高い。役員の多くが親類が占めている。これでは価値観がインナーサークルで完結してしまいます。組織として意思のある機能と化しません。稟議という概念が少くないようにも。。。
皆さんのお勤めの会社はいかがでしょうか?
このような会社でこそ経営管理理論を再確認してもらいたいですね。

現在は、久々にフィリップ・コトラーやフレデリック・テイラーなどを再読しています。
フィリップ・コトラー
フィリップ・コトラー(Philip Kotler、1931年 - )は、アメリカ合衆国の経営学者。シカゴ大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得。ノースウェスタン大学ケロッグ・スクール教授。現代マーケティングの第一人者として知られ、日本でも数多くの著書が翻訳されるとともに、解説本なども出版されている。
顧客のセグメンテーション・ターゲティング・ポジショニングを説くSTP理論や、マーケティングの4Pにpeople・processes・physical evidenceを加えた7P理論などが有名。
またその研究活動は、営利事業の分野だけに留まらない。美術館や非営利事業の資金調達、あるいは政治活動のマーケティングの研究などその足跡は他分野に及んでいる。

フレデリック・テイラー
経営管理論(けいえいかんりろん、英: business management, Management Administration, etc.)は、組織・団体(主に企業)の管理についての実践的な技法(経営管理)の確立を目指す学問であり、経営学を構成する分野の一つ。 20世紀初頭、科学的管理法を提唱し、「経営学の父」と呼ばれたフレデリック・テイラーがその始まりとされており、また「管理原則(管理過程論)の父」と呼ばれたアンリ・ファヨールによる研究により、学問として成立。その後、主にアメリカで研究が発展した。
現在では、企業経営の大規模化・複雑化に伴って組織を構成する要素及び経営に関わる要素は多岐に亘るようになった結果、経営管理の扱う範囲がたいへん広くなり、また専門性が強くなったため、一般に、その管理対象に応じて細分化されている。例えばヒトの面の管理は人事労務管理(人事管理)論、カネの面の管理は財務管理論など。

今携わる複数の企業案件で、経営理念や様々なマネージメントに携わっています。
そこで目にした2つのマネージメント理論があります。CRMとCSRですこれは非常に大切で、零細企業で理念として徹底しているところは少ないでしょう。ですが、大企業では当然とされるこのマネージメントは零細企業であればより重要なのでは?とよく感じます。零細企業では企業理念イコールでそこの社長や経営者の理念や人柄と感じてしまうからです。例えると、食堂や個人商店でも隅々まで掃除が行き届いたお店や、汚れや片付けが下手なんだなと思うお店がありますよね?と言うことはそこのオーナーの性格だな。と僕はよく思ってしまうからです。少し固く言うと、事業には自分の生活感や、独自の理念を持ち込む場ではないのです。あくまでも基本ベースあっての次でしょうね。

CRM(Customer Relationship Management)
詳細な顧客データベースを元に、商品の売買から保守サービス、問い合わせやクレームへの対応など、個々の顧客とのすべてのやり取りを一貫して管理することにより実現する。顧客のニーズにきめ細かく対応することで、顧客の利便性と満足度を高め、顧客を常連客として囲い込んで収益率の極大化をはかることを目的としている。

CSR(corporate social responsibility)
企業は社会的存在として、最低限の法令遵守や利益貢献といった責任を果たすだけではなく、市民や地域、社会の顕在的・潜在的な要請に応え、より高次の社会貢献や配慮、情報公開や対話を自主的に行うべきであるという考えのこと。

CRMについては僕自身はサービス業に従事した経験が長いので自ずと身に付いている感じです。CSRは昔から意識はしていますが、特に最近になり強く力を入れるべき事と感じています。
経営管理をする上で何を基準にするか、何を優先順位にるかはとても重要です。企業たるもの営利追及の団体ではありますが、だからこそこれに付随する理念は大切になると考えています。当然高い収益を上げる会社は高い納税を果たします。それだけで地域に雇用を生み、納税を果たす。大きな社会貢献ではあるのですが、これは今よく歌われているソーシャルビジネスの域ではありません。これら従来の以上の何かの社会との繋がりと貢献が取り入れられ始めてそれに当たるのでしょうね。

もっと書き続けようと思いましたが、今日はこのあたりで☆


長々と駄文にお付き合い頂きましてありがとうございました。



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Posted by cyborg-z at 12:09│Comments(0)ビジネスのヒント
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