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2011年06月08日

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組織のシステムと戦略

今日の題目は、ちょうど自分達の会社組織を大きく見直しをしているからです。
マンネリ化した組織の改革と収益構造を抜本的に変えている最中なのです。それは事業構造改革と並行して、ガバナンス改革にも着手しています。ちょいと大げさな書き方ですが、7人しかいない会社ではありますが。。今年の目標は高収益・高成長のグローバル優良企業を目指す第一歩を踏み出すこと。

仕事の関係上、色々な企業の経営者から話伺う機会が多いでのすが、それはコンサルと言う立場だけではなく、僕自身にも非常に大きな参考にもなります。最近では従業員すうが100名を超えるような企業さんとのお付き合いも増えて来ました。
ですが、その経営者さん達には組織の機能に問題を感じていたり、不満があることです。あらゆるビジネス(1人や2人などの小規模は別でしょうが)商品を作る、売る、を中心としたビジネススキームの多くは、組織の本質と、その構成に複雑な相互関係にあるからでしょうね。そしてヒト、モノ、カネの要素。そんな事について少し僕なりに考えて行きたいと思います。

企業組織は営利を追求する組織ではありますが、同時に社会通念から逸脱してもいけません。
一定の社会性や多くの人からの必要性を感じれる部分があれば、自然に全てがよいモチベーションとなり、総合的に機能として発達します。ですが、業績もそんなに高くなく、支払いに追われている。こんな状況では、マーケットとのマッチングは薄く、全体のモチベーションも低下して、組織としての機能不全も起こしやすいのです。

その当たり前のヒト、モノ、カネ、以外にどのようなコンセプトがあるのか。実はこれも重要な要素とはもうおわかりでしょう。単純作業である業務でも、この社会性のあるコンセプトがあれば、組織としての意義は強くなり。機能も向上するんじゃないでしょうか。僕たちの会社もそんな社会性の高い事業や、社会的にも重要性の高い仕事が入った場合は、普段より組織は機能します。普段は決して組織立った会社でもないのですが。。

一昔前までは会社の存在意義は「営利追求目的」でよかったかもしれませんが、今ではコンセプトが重要な要素であり、それに人であったり、物であったり、利益が付いてくると言ってもいいかもしれません。もちろん僕達の会社がその全てを全うできているかは別問題ですがね(^^;
客観視できる立場だからこそ、それが見えてくるのです。

例えば、社会通念にマッチしている。
これも先ほど書いたように必要な要素です。これはマーケットにも直結もしているからです。
大手企業が、慈善活動に一定の投資をしているのは、社会通念対してそれぞれの会社が社会に一定の割合で貢献するという行為は、もちろん当然の義務でもありながら、それは株価にも実は直結している傾向もあるからです。
市場には、配当や実績だけではなく、このような社会に対する貢献度も査定される要素もあるんです。

題目から脱線しつつありますが。。

組織に関してですが、ひとつに「フレームワーク思考」があります。
この「フレームワーク思考」を活用すると、自然と思考が論理的かつ客観的となり、思考の結果を人に説明しやすくなります。

初歩的にはPDCAサイクルがあります。これは一般的なフレームワークです。

Pは、Plan(計画)
Dは、Do(実行)
Cは、Check(チェック)
Aは、Act(チェックに基づいた行動)

これはついついCheckをおろそかにしがちになるという戒めがこもっています。
一応は決まりごとを決めて、機能するように部署決めをして、誰が何をするかを明確にしても時間とともに低下するところも多いのではないでしょうか。
実はぼくらの会社もそうなのです。
世の中には、「グダグダなのに、なぜか上手にいっている会社」これは実はうちの会社。こういった会社組織を改善するときには、相当の注意と努力が必要。それはどこかにその組織をうまく機能させている因果が存在しているからです。ロジックではない何かでしょうか。そんなグループにやみくもに組織論を当てはめて、人間関係が低下するのも避けたいところです。下手な改革に着手すると、その目に見えないロジックが壊れる可能性があるからです。結果として改革を要しても結果的に元の組織?体質に戻る傾向もあるのですがね。。それが一番しっくり来ていたからでしょうが。ようするにその組織に関わる人間それぞれが、その組織を機能させている要素を完全に理解するのが実は重要で、それが共有できた時に初めて組織として機能するのでしょうね。今後は自社内の再組織化で、これら複数ある、理論やスキームを実践して検証していきたいと思います。

これは他からの引用ですが、非常にいい参考になったので紹介します。
「コンセプトの周囲にあるのが構成要素だ。ヒト・モノ・カネが、思った以上に複雑にからまりあってシステムとしての組織を作っている。たとえば、構成要素の一つである事業部をキレイに切り分けて組織図を作ることは可能だが、それはいくつかの重要なポイントに目をつぶり、過度の単純化をした結果に他ならない場合がある。実際、ある事業部が組織全体において果たしている役割は、複合的なもので簡単に切り分けられない場合が多い。例えば、製造部門は、単に製造するだけでなく、会社の顔であったり、会社のムードメーカーであったりする場合がある。さらに、それら構成要素の役割は時間の経過と共に変化しうる。その変化も、単調なものである場合と、循環型の変化である場合、様々だ。」

「人体のイメージをすると分かりやすいかもしれない。骨、筋肉、神経、脂肪が複雑にからまりあってシステムを構成している。どこか一箇所に変調をきたすと、他の箇所の具合も悪くなる。歯の機能は経年劣化していくが、皮膚の再構成機能は毎日午後10時から翌日午前2時の間に活発化する。こういったシステム的な考え方に基づくと、人間と組織はフラクタルの関係にあるともいえる。人間は個体としても人体という複雑なシステムを構成している。その人間の集まりである組織もやはり、人体並に、もしくはそれ以上に複雑なシステムであるかもしれない。」

ベストプラクティス(英: best practice)は、ある結果を得るのに最も効率的な技法、手法、プロセス、活動などがあるとする考え方である。最善慣行、最良慣行と訳されることもある。すなわち、適切なプロセス/チェック/検証を行えば、問題や予期しない複雑さを低減させつつ、望ましい結果をえられると考える。ベストプラクティスはまた、仕事を行う最も効率的で最も効果的な方法であり、多くの人々によって反復され、時間をかけて証明されてきた手続きに基づいている。
そうそう始めからテイラーを書けばすんなり説明できましたね。

僕自身組織をもっと深く理解して体感していく事を勉強しないといけませんね。
このブログをここまで書き出したときに、タイトル負けしだしたの感じてしまいました。

要するに、組織論だけではなく、営利を生み出す仕組み、市場とのマッチング、社会通念、そしてロジック。これらを上手く表現しようと書き出しましたが失敗しました(汗

駄文に長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。



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Posted by cyborg-z at 00:28│Comments(0)起業のヒント
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