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2011年03月09日

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グーグル選挙区、web選挙区

面白い言葉を見つけました。
それはグーグル選挙区です。
ブログの題名とおり、アメリカではグーグル選挙区ですが日本でもweb選挙区が生まれつつあります。
SNSやツイッターの台頭で、前回の選挙オバマ大統領を生んだアメリカでは選挙活動、特に大統領選への熱意はとてつもないものがあります。皆さんもよくメディアで大群集が演説を聴きに来たり、地方の集会でも盛況なのはご存知かとおもいます。その期間はアメリカ中で、候補者の話題が流れない日がないほどに盛り上がるのです。
もともとアメリカはではそのようなベースがありますからね。それにwebが重なり合った環境が、前回の米大統領選のような結果を生んだのでしょう。

もちろん今の日本はそこまでではありませんが、ネット論壇は急速に拡大しつつあります。

ネットの普及は日本より数年以上進んでいるアメリカです。facebookなどは今ではアメリカ国民の大半がユーザー。twitterやブログが生活の一部に入り込んでいるのも日本以上ですからね。
そしてその普及は、日々進化するインターネット・テクノロジーの発展とともに現在でも成長し、その熱気はアメリカに止まらず世界中にネットを通じて波及し続けています。
アメリカでは候補者はネットで投票を呼びかけ、寄付を募り、有権者は候補者に関する情報をネットで集め、クチコミを行い、ブログに意見を投稿します。それが爆発的なうねりとなったわけです。これが米でグーグル選挙区と言われる由縁です。
そしてこれは今やアメリカだけではありません。今回のアラブ世界のネット発革命もその派生ではないでしょうか。ネット言論が国をも変えるのはアメリカだけではない環境は立証されつつあります。革命が起きた国々は欧米や日本と比べれば、まだまだネットの普及率もITリテラシーも低いのです。(実質データを調べたわけではありませんが)それにも関わらず今回のような結果が生まれているわけですからね。モバイル端末の高度化と普及もその理由でしょうが。。

意識の変化
日本では10年くらい前まではインターネットやPCというものはオタクが趣味に使うという印象がありましたよね。当時は現在のようにビジネスに積極的に利用するなど昔は想像できませんでした。
イメージとしてインターネットは技術オタクたちだけのものであり、web上の言論は彼らの趣味・嗜好の一致するコミュニティでしかありませんでした。今では2ちゃんねるの価値は格段に変わりましたからね。僕は昔から覗く事もありませんでしたが。。
このような状況は、インターネットのユーザー数の拡大、そして様々なコミュニティが構築されていた数年前のWeb2.0ブームで変化が訪れたといえます。SNSの台頭がやブログの普及がそれに当たります。僕もこのweb2・0でそれなり以上に交友関係やビジネスや政治いろいろなネットワークが花開きました。
IT業界の価値観もweb2・0は変化をもたらしました。ITの先駆者いわゆるイノベータ層は、これまでオタクたちが多かったというか、オタクという見方から、一般人が興味を持った結果、孤立しない新しい世代のオタクが誕生していきました。それはイノベーター層やアーリーアダプター層と言う、情報の先駆者としてのポジションと生まれ変わりました。欧米でのその最たる例は「グーグラー」でしょうか。そしてオピニオンリーダーと化したその層は、今では一般人を導いている節さえあります。 またその層からの派生した人たちが世間に対し影響力を持ちIT革命を今まで以上に拡大してきているのです。

このような背景の中、日本でも、始めに書いた米国のように政治に対する流れが強くなっていると思われます。
ですが投票率は低く、「自分の意見が伝わることはない」感覚が強く、政治への無関心は根強くあるのは否めません。しかし、ネットの普及により、国に伝わらなくとも、民衆に熱き思いを伝えることは可能だという考えが、いまのweb言論やそこの住人、若い世代に根付きつつあるのではないかと思うのです。自分達の立場や視点、環境から意見を言う土壌は今までにはなかったので、この部分の拡大は非常に重要です。特にアラブ世界の今回の事変は、自分たちの手で世界は変えられる。そういう認識が今まで以上に広がるのではないでしょうか。

これからのweb世界の世論は新たな選挙区としての位置づけになりつつあるのかもしれません。


駄文に長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。


過去の選挙ポスター・選挙広報物






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Posted by cyborg-z at 01:53│Comments(0)
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