紺野昌彦オフィシャルブログ・絶えまない変化の先に

紺野昌彦オフィシャルブログ

LINEで送る

2012年05月02日

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

20年前に行ったアフガニスタン

そろそろ夏服に衣替えをしようとクローゼットの中を整理していると、ややセピア色になりつつある懐かしい写真が出てきました。

20年前に行ったアフガニスタン
20年前に行ったアフガニスタン

写真はパキスタンとアフガニスタンの国境にある「カイバル峠」
そのハイバル峠がある地域は、トライバルエリアといいパキスタンの領内でありながら、パキスタン政府勢力の影響が低いエリア。最近の報道では、アルカイダのリーダーであるラディンが身を隠していると、思われていた事で、よく耳にされたかと思います。

僕はちょうど今から20年ちょっと前にこの地に訪れる事がありました。
今の世界も混沌としている状況ではありますが、当時も違う意味で混沌としている変革期でした。まだソビエト連邦社会主義人民共和国、いわゆるソ連は健在でしたし、アフリカではアパルトヘイト国家も健在で、傭兵と呼ばれる私兵を組織して権力闘争を繰り返す国家も存在した時代でした。自由主義と呼ばれる西側の考え方が浸透していないというか、西東のイデオロギーのぶつかり合いが終焉に近づいている時期で、大きな変革を迎えようとしている時代だったのです。

報道でも連日それらに関する内容や、きな臭いニュースが流れ、朝日系のアエラや、ニューズウィークなどの紙面もこんな報道ばかり。日本国内もまだ日本赤軍のテロなどの報道があったりと、それは外の世界だけではなかったのです。

そんな報道を目にして、戦争や武力闘争、その現場の空気感、人々の営み、全てに関心を抱くようになっていました。
過去のブログでも少しふれた事がありますが、そんな社会環境から自分の目で見て判断したい。そして自分にどんな影響を与えるのか。そんな事をいつの日か抱くようになり、その思いは行動に変わったのがこの画像で、僕が初めて海外に足を延ばしたのが、このアフガニスタンなのです。

20年前に行ったアフガニスタン
アフガンゲリラ(ムジャヒディーン)

20年前に行ったアフガニスタン

当時のアフガニスタンは、今でいうタリバンという反政府勢力が、ムジャヒディンと呼ばれる、西側から見る正義の戦士であり、ソビエトの支援を受けた、共産政権「ナジブラ政権」と闘争を繰り返していました。このナジブラ共産党政権は80年代のソビエトのアフガン侵攻により樹立された、東側の傀儡政権でした。その中で自分たちの国を取り戻すためにアメリカの支援を受けて、聖戦を唱え戦った戦士たちが、その後国家を樹立しタリバンとなるわけです。
ですがそのタリバンは今では、アメリカをはじめとする自由主義国家と、アフガニスタンで武力闘争を繰り返し、報道の通りの有様です。宗教戦争なのか、イデオロギー対立なのか、テロとの戦いなのか、すでに見えなくなりつつあるのですがね。。

20年前に行ったアフガニスタン
奥まった椅子に座っているために、上目目線なので。。。

僕が生まれた兵庫県の西宮でも、この当時はまだ戦争の名残も多くあり、防空壕や戦時鉄道の線路なども残り、今考えるとたった20年足らずの時代でこれだけ大きな変化があるのかとただ関心するばかりです。
これから10年でまた世界は大きく変わるでしょう。
今もまた変革期に入っています。
世界では、ソビエトはその影響力を失い、経済では中国が台頭し、アメリカも日本も経済的な破たんも可能性としては否定できない環境にあります。また今後東南アジアの国々は高度な経済成長も見せる事でしょう。

僕が社会人になったほんの20年足らずの時代の流れでこれだけの変化があります。
普通の営みの中で感じる変化は小さく、そこからでは大きな変革は読み取ることは相当難しいでしょう。
ですが、1日、1日と大きく時代は変わりつつあり、昨日の常識は明日には通用しないと言っても過言ではないくらいその速度は増しているように僕は感じます。

10代の少年時代に自分の肌で感じて来た時代の変革の現場、そこではただ明日の自由のために戦う人達、そして一時の平和に全ての幸せを感じる営みがありました。それが今も続いているを深く考えさせられた思い出の画像との再会でした。
何事にも全力投球の僕のスタンスはこの時生まれたのかもしれませんね(^^;


駄文に長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。





G+沖縄起業支援D.PROJECTのページ

G+選挙プランナーD.PROJECTのページ

沖縄県議会議員選挙


参考になった方は「いいね」「シェア」よろしくお願いいたします。



同じカテゴリー(昔話&思い出)の記事
クラッシック
クラッシック(2010-12-25 22:43)

アフガンへの道
アフガンへの道(2010-12-20 00:02)

アフガニスタン潜入
アフガニスタン潜入(2010-12-18 23:49)

Posted by cyborg-z at 14:54│Comments(2)昔話&思い出

この記事へのコメント

紺野さんの “原体験” を感じる記事でした。このような経験が紺野さんを動かしているのですね!
Posted by 新垣覚 at 2012年05月02日 21:51
隣の黒目線は藤●さんかな?
Posted by トナリ at 2012年06月09日 00:48
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。

コメントを書く

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。