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2015年02月22日

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歴史から見るグローバリズムとアメリカ型秩序と中国型秩序

先だってからグローバリゼーションに関連するブログをいくつか書いています。
基本的には厳密に答えを求めているというわけではなく、今後の経済の方向性や均衡が保たれる場所、もしくは新たなビジネスチャンスのビジョンを見出すための検証のような感じでしょうか。
紺野昌彦

最近は盛り返しつつある米ドルならびにアメリカ経済ですが、数年前にはドル安や双子の赤字と呼ばれる財政危機でデフォルトすらありえる状態でした。
そんな中、中国が世界の工場というポジションを確立し、GDPで日本を抜いて世界二位にまで伸びてきたのは数年前で、それに応じた中国人の一人あたりの所得上昇は生産国から消費国へと格上げし、さらには並行した流動人口が増加して、隣国への中国人海外旅行者は大幅に増加しているのが、中国型経済グローバリゼーションという表現をしてみました。

これまではアメリカ民主主義の拡大でのアメリカ型グローバリゼーションという流れから大きくシフト?している過程にも感じるのですが、やはり中国政府に対する世界の信用度の問題もあり、それほど簡単というものでもないでしょう。
ですが中国経済に牽引されつつあること、また中国消費層への期待、中国からのインバウンドをマーケットとして意識している時点でその経済拡張に組みしている状況と同じでしょう。

そんな中国型にシフトしている傾向を過去に振り返って中国を見ていると、ご存知のとおり中国の歴史の中では何度も帝国が建国されてきています。
これがある意味では中国型秩序形成で、中国の朝廷に近隣諸国は朝貢することにより、争うことなく地位や独立を保つひとつのパターンとして、清朝、、明朝、漢朝など遡ること長期的に継続してきました。

沖縄も琉球王朝の時台には清、明と朝貢を続け廃藩置県で清国との冊封関係が解消されるまで続いていました。
その間に、秀吉の朝鮮出兵や島津の侵攻などもありましたが。。

イスラム社会でもかつてのイスラム帝国がその例に上がってきます。
コーランを取るか剣をを取るかで、イスラム宗教圏の拡大し、イスラム帝国は世界でも他類まれない版図まで拡張しています。現在のイスラム原理主義国は概ねがこの範囲の中に存在しています。

ヨーロッパではキリスト教文化での後期のローマ帝国、東ローマ帝国、ビザンツ帝国、神聖ローマ帝国とキリスト教基軸の文化形成をなしている素地があるので、今のEUがあるのも頷けることでもあるのです。

またその後にはスペイン、ポルトガルのを始点とする大航海時代が幕開け、大西洋、インド洋、太平洋にまでヨーロッパ文化が拡張することになります。
インド、フィリピン、日本とイエスズ会の布教、スペインの拠点拡大も新たなグローバリゼーションでもあったと思います。

ここで近代に入り、アメリカの存在が出てきたわけで、先だってのブログで書いたように、アメリカはそもそも先住民族が住む大陸でしたが、イギリスの封建社会から逃れてきたピューリタントが自分たちで平等に(おそらくキリスト教に基づく平等)で作り上げた封建社会でない民主国家がアメリカ合衆国でした。
その後アメリカは、スペインとの戦争でカリブ海の島々の国の支配権を拡大し、スペイン領であった太平洋諸国にも影響を及ぼします。
そして第二次世界大戦でヨーロッパにおける開放、日本のポツダム宣言受諾により最大版図を築きあげたのが、冷戦までの世界秩序の構図と解釈しています。

今ここにあたって、中国が13億人の人口を持ち、世界2位の経済力を得たことにより、その経済は所得を得た多くの中国人よって影響を拡大し始めています。アジアの多くの国々はその経済の恩恵に吸い付けられるように傾向しているのも事実でしょう。

通貨圏的にみても東アジア、東南アジアは中国元の経済圏影響はかなり拡大するでしょう。

今はアメリカの経済力の回復が顕著ですが、この2カ国の経済力、政府財政、隣国の今後の経済傾向がどのように傾くかで新たなグローバルな動きに変わってくことになるでしょうね。

ここ近年のイスラム圏へのアメリカの干渉、湾岸戦争以来、イスラム圏は泥沼化しています。
イスラム圏でのイラクの台頭を認めないアメリカの立場による戦争だったと記憶しています。アフガニスタンに関してもそうでしょう。湾岸戦争後のイスラム秩序のバランス崩壊で発生したテロリズムの温床を潰すための侵攻でもあったと記憶しています。

その反面にはイスラム圏に多く存在する石油利権の戦争とも言われていますが、現在のこの地域の混乱では元も子もないでしょう。

こんな感じに世界のそれぞれの地域には、特有の文化圏形成や地域発のグローバリゼーションがあるわけで、東アジア、東南アジアでは基本最大勢力でもあり、歴史的な背景の中国が存在するのです。
蛇でも凶でもなく、普通といえばそれまでなんですね。

もちろん民度やリテララシーが上昇した現在であっては、その国のお行儀も重要な要素で、世界に影響力を保ち続ける中国で有り続けるには中国ももう少し隣国に対するお行儀を良くしてもらいたいものです。

でもアメリカ型のグローバリジゼーションのほうが多くの流血と人命を失っていることも事実なんですがね。。

中国の軍事力には警戒しながらも、他国の軍隊を自国領土に駐留させているのも変な話です。

とは言いながら中国経済の拡張の最前線はビジネスチャンスがいっぱいで、この拡大は日本でも大きなマネタイズのチャンスでもあるのも事実なんですね。


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