紺野昌彦オフィシャルブログ・絶えまない変化の先に

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2015年02月12日

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仕事の捉え方、方向性、進むべき方向

沖縄でスタッフやビジネス仲間とでの飲み会がありました。
定期的には開催しているのですが、今回は10人少々という少人数だったのもあり、なぜか会話が僕のプライベートや考え方に及びました。
これもまた久しぶりだったのもありブログにまとめてみました。
過去にも似たようなことを書きましたが、もちろんこれらは僕こと紺野昌彦の主観でありますので、あくまでも参考ということで。

僕の会社は現在、日本、タイ、カンボジア、香港、ミャンマーなどに現地法人や拠点を持ち、現在総従業員数47人で活動しています。(過去ブログでの数字の誤差は変動しています)
今回の東南アジアをフィールドとしたビジネスでおかげさまで一応は急成長しつつあるわけですが、僕の会社では社員教育や指導は基本的にあまり行いません。

零細企業でありながら雇用した新規社員と2ヶ月もあったことないという現象は基本的に普通だったりもします。

そんな中、お客様とトラブルになる事例は、過去に4例程度。もちろん大きな問題には発展していません。年間の成約、契約件数からの対比では1.3%程度。
もちろんゼロを目指して様々な問題や、修正箇所が見つかれば社内規程のローカルチェンジをしつつ日々クオリティーの向上にも勤めています。

僕の性質を踏襲している僕の会社では、とてつもなく忙しい会社でだと思います。
今来た仕事は物理的に可能な内容はその日に処理しますし、合理的かつスピーディーにと心がけています。

特に沖縄に置いている本社や、バンコクの支社は少人数でかなり機能的に稼働しています。

でも教育期間などもなく、マニュアルなどもありません。

僕に社長、「○○○なことになりましたがどうしましょう?」などの電話も創業当初(3から4年前)はよく電話がありました、
僕は、「事務所に今何人いる?」スタッフは「今は4人です」と答える僕は「じゃー俺の頭1つと君らの頭4つじゃ、そっちのほうがいい知恵が出るでしょ」って言ってすぐに電話を切ります。

指示を仰ぐ電話があれば、かけてこないでと電話を切ります。メールやメッセージで送ってねって。
緊急度、僕でしか判断できない内容はもちろん即応しますが、そんなのは情報をよく精査すれば年に数例程度しかないんですよ。

自分たちで責任を持って考えて解決する仕組みを組織に植え付けるにはこれが一番。

経験者ぶって、年長者ぶって、自分の経験や「仕事はこうだ!」をだらだら話す人、すぐに指示、指導したがる人もよく見ますが、人はその人なりの経験と今までの経緯があったからこそ、今があるので自分の経験や主観を押し付けるだけでは、決してそうはならないと感じているからです。
語っても実践しなければ成長しませんからね。やらせること、表に出すことが一番でしょう。

だから僕は他人の経験談的なビジネスセミナーは基本的にまったく行きません。

松下幸之助翁の書を100人が読んでも1人も松下幸之助翁が生まれるわけでもないですし、そのときは感動やガテンが行っても、その長い生活の中でDNAレベルまで反映され仕事で反映されるのもほとんどなかったりもするのも事実ですしね。

ロシック的、ノウハウ的、ルーティン化できるワークは可能でも、感性や考えて生む力はまったくちがうマインドでしょう。

なので、スキームのローカルチェンジをする場合でも現場で働く人たちが、お客様へのサービスを向上するために、仕事をルーティン化するためにカスタマイズを続けるべきだと考えています。

今回の仕事を始めた頃から1年、2年はまだまだ組織も成熟しておらず、お客様からのお叱りや、ご指導があることも多々ありました。
もちろん創業段階でもあり、まだまだ勉強不足、経験値不足というのあったでしょう。

そのようなお叱りを頂いた時には、「スタッフ全体でなぜ発生したかを検証してレポートください、そして再発防止の仕組みを明日までに話し合いスキームシート作って僕に送ってね」とそれだけ電話で指示するだけ。もちろん少しだけ怒りく口調でw

こんなやり取りが、数ヶ月に1度くらい。

ひどい時は僕は、4ヶ月くらいオフィスには現れませんし、事務所に行くのは平均して5週間に1度程度。


この中身をもう少し紐解いてみましょう。

スタッフの採用は基本的には30歳前後の年齢が多く、33歳くらいが平均年齢くらいと思います。
基本大卒と考えて、みなさん10年以上社会人経験をしているわけで、会社や社会でおおむね平均的な事例は経験しているはず。
なのでそれにあまりとやかく言うのは、彼らの経験をなんか否定しているみたいで嫌なのもあります。
例えば僕に教えを乞うて弟子入りしている人なら、徹底的に教え込むのもありでしょう。ですが、会社に入社する人は組織に入るのであっても僕個人を師と仰ぐわけでもありません。

考える場、作り出す場をそれぞれが責任を持って持ち前に進めようとする場を作ることこそ大切だと考えるからです。

僕たちの会社では、みんな平等です。
課長や部長などの肩書きは存在しません。
登記上必要な社長、外国法人の社長、そして登記に必要な取締役は存在しますが、47人中名刺に肩書きが入るのは、実は3人だけ。
僕の今の名刺にも、代表取締役社長は入れてもいません(場により必要なこともあるので、カバンに入れているのも持ち歩いていますが、滅多に出しません)

代表者として決済が必要、そして交渉が必要、立場を明確にした会話が必要な場合のみ、代表取締役肩書きが入った名刺は出しません。


と前座の話が長くはなりましたが、沖縄での飲み会の会話に戻ります。

スタッフに、スタッフは家族ですが?仲間ですか?と聞かれ僕は、「仲間だなー」と答えました。

これって実は大きな意味が含まれているような気がします。
守りに入っているマインドであったり、成長が一定の鈍化になっていたり、攻めの姿勢であったりいろんなスタンスでこの一言の答えは大きく変わるでしょう。

よく考えると「俺は社長」「会社は俺のもの」なんて発想は一度も持ったことはありません。

もちろん僕自身ポリシーも持っていますし、高いマインドも持っているつもりです。また有言実行をストイックなまでに実現しようとしている執拗性も高いのも事実ですが、独占欲や優先意識、支配欲などは低いと自分でよく感じます。

なので社員は仲間、目指す方向性を示しすのは責務ですが、仲間として共に収益を高く、組織を大きく目指しますが、そこには社風や僕のマインドといった強要はあんまりありません。
その人の感性だからこそできることも多いでしょう。大切なのはやる気を起こさせる空気感と現場を作り出せるかなのかもしれません。

なので利も独占なんて考えたことすらありません。

極めつけの質問はこれ「社長の夢はなんですか?」

これって以外に難しいんですよ。。
子供の頃は「将来はパイロット」「学校の先生になりたい」など子供ながら遠い未来の距離にあることを躊躇なく口に出せました。

大人になると、言われると「うーん」と深く考える人も多いのではないでしょうか。

実は僕もそうだったりもします。

実は先なんてそんなに見えてないのかもしれないのが、今の感想です。
全体は霧の中ってイメージで、こっちの方向の方が若干霧が薄いしなにか見えるかもしれないって感じで手探りで前に進んでいる感が否めません。

というのも10年くらい前は明確に見えてはいました。
30歳までには、複数の法人やお店を持ちたい、その先はコンサルとして評価され国や公共期間などのオファーも受けてみたい。
また海外で飛び回るビジネスをやりたいなどとありました。ビジネスの規模も、ここ3年で確実に1億円は超えたい。あと5年で5億は行きたいなどと、ストイックなまでに徹底して目標に進んできた結果、これは随分と早く達成してしまい、その途端一瞬にまたモヤの中に入り込んだというところもあります。

少し前にFacebookに成功も失敗も一寸先は闇と書いたのはこんな心境からなんですね。

まずは動いてその先に見える道を確かめる。

そんな日々に若干もとっているのですが、それはまだまだ前に進みたい自分が存在しているということでしょうね。


紺野昌彦

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