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2011年08月09日

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世界の流動人口について書いてみました。

インバウンドや観光増収を考える前に、驚くほど世界中の人口が動き回っているって知っていますか?

中国人の流出を取り扱った記事からの抜粋です。
米国務省によると、2008年に米国で「EB5(投資永住権)」を取得した「投資移民」は全体で1443人だったのが、09年には4218人に急増、このうち約70%が中国からの移民だった。
米国のほか、中国からの投資移民先はカナダ、オーストラリア、シンガポールが挙げられ、最低投資基準額はそれぞれ40万カナダドル(約3244万円)、80万豪ドル(約6469万円)、150万シンガポールドル(約9413万円)となっている。
カナダ移民局によると、09年にカナダが世界から受けいれた投資移民2055人のうち、中国大陸からの移民が約1000人を占めた。単純計算すれば、中国からカナダに流出した資金は同年、およそ23億5000万元(約313億3000万円)にのぼる。

中国からの移民流出の増加。
改革開放後の海外移民ブーム第二波が、2010年ごろから静かに起こっています。移民申請者の多くは中国の億万長者で、金銭的には豊かですが、中国国内の内情つねにさまざまな不安を感じており、彼らの多くは、投資による移民という選択肢を選んでいるわけです。
中国の例はこれくらいにして。。


これは中国の例ですが、世界全体と今までの流れはこんな感じ。

世界人口 1960年 → 30億人   2000年 60億人 
流動人口 1960年 → 7000万人 2000年 1億7千万人

これに含まれる難民数は1960年には150万人で2000年には1200万人かなり増えています。増加数は8倍です。
そして海外旅行者の数は10倍に増えています。

1960年 7千万人 → 2000年 → 7億人

この数字は、国際的に動く企業やNGOなどの組織は30~40倍になっているのですが、ご存知の方も多いと思いますが、日本も流出の一方ですね。さっきの中国と同じく、日本も豊富層やエリートビジネスマンが日本を離れ海外に流出しています。それも数十万人単位ですよ。これが産業空洞化、経済空洞化をまねいている、一つの数字なのかもしれませんね。
実際に日本企業が多く海外に拠点を移しているって聞くだけじゃわかんないでしょ??こうやって世界的な動きを鳥瞰的に見ればもっと危機的状況に感じないといけないんですよね本当は(^^;
まだ調べてはいませんが、この人口、経済の流動に他の国はどのような政策であったっているのか。また調べてからブログにUPします。ただ沖縄は前日ブログにも書いたように、地方からの流入人口が、流出人口より上回っています。流入人口も流入企業も全国トップレベル。これはかなり経済的にはプラスなんです。ブログによく書きますが。。

もう一つの動き
国境を越える動きのもう一つに世界的に留学生の激増が挙げられるのですが、日本だけは年々減少です。それもかなりの比率での現象がみられます。これは今後の日本の国際競争力を考えると非常に痛い!!

1960年 → 5万人  2000年 50万人  10倍です。

移民や難民受け入れを日本は全く拒んでいますが、この数字を見たら少し考え直さないといけなにのでは??と思ってしまいますね。もちろんそれには多く議論も必要ですし、多くの問題が出てくるのでしょうが。。

沖縄も中国系の国や地域からのインバウンドが沿増加しています。
今では日本人観光客より中国人の方が多いかも?と感じる日もあるくらい。
国も、地域も、県も、企業も、商店も俯瞰的に見て、戦略的に考える事が必要なのかもしれません。情報は驚くほど拾えます。何が自分にとって必要か、そしてそれを見極める。
震災と原発の問題でインバウンドにはかなり深刻的な影響を与えています。
これについてもまた近々書いてみたいと思います。


駄文に長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。



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Posted by cyborg-z at 19:05│Comments(4)経済関係

この記事へのコメント

かなり興味深い。本当に興味深いですね!
Posted by te-tsu- at 2010年10月15日 04:36
te-tsu-さん
コメントありがとうございます☆僕も新聞や雑誌で紹介されるデータはノートに書いているんですが、その中でもこれは面白いなぁ~って思いました☆日本(内地)は海外への流出人口や企業が多く、沖縄はそのま逆です。いい感じなんですよ!また気軽にコメントくださいね!
Posted by cyborg-zcyborg-z at 2010年10月15日 04:40
いえいえ。本当に興味深いデータです。沖縄に流入する人達がどんな理由なのかは僕には分からないのですが、沖縄の環境や自然、また地理的な要素も大きな要因なんでしょうか?


外で仕事をさせてもらってた時に思っていたのは、沖縄には高いポテンシャルがあるのにも関わらず、なぜ産業が外に左右されているような気がして。

観光というものだけに特化するのではなく、沖縄独自の新しい産業を作る時期に来ているのですかね?

素人で全く分からないのですが、僕らもスポーツというものをソフトに今頑張っております。

というよりも手段は本当に何でも良くて、もっと今ある沖縄の良さを外に出して行っても良いのかな?と個人的に思いました。

宮崎ぐらい沖縄も売り込みに出てもいいですがね。

。。。なんか、話が飛び飛びですが、本当に沖縄興しをしたくて(笑)


これからも勉強させてください!


ありがとうございました。
Posted by te-tsu- at 2010年10月15日 13:08
te-tsu-さん
コメントどうもです☆
高いポテンシャルがあっても政府の色々な交付金でまかなう体質になってしまってるのが1つに上げられるんじゃないでしょうかね。
あとは独自に発信するツールが今まで少なかったことや、中国等の周りの環境がそうじゃなかったなどなど色々と理由はあると考えられます。ですがこれからはぜんぜん違う沖縄を作り上げる事ができるんじゃないかと僕は感じていますよー☆
Posted by cyborg-zcyborg-z at 2010年10月15日 17:05
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