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2011年03月06日

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批判的思考、クリティカル・シンキングについて

クリティカル・シンキング(Critical thinking)について簡単に。

簡単にいえば「論理的かつ構造的に考えること」で自分に批判的に考える思考方法です。
今ではビジネス用語化すらしている感がありますが、欧米では義務教育レベルから取り入れているところもある考え方です。
今回はクリティカル・シンキングをビジネスキーワードとして捉えますが、先ほど書いたように「論理的かつ構造的に考えること」です。これを身に付ければ、自分戦略の立案だけでなく、様々なビジネスシーンで直面する「問題解決」にも役立つスキルですので、一度この手の本を読むことをおススメします☆
このような新しい思考方法を日々実践することで思考力が格段に向上するので。ぜひマスターしてくださいね。

その前にクリティカル(critical)とは
批評的な、酷評的な、決定的な、危機的な、事態が重大な、などを意味する英単語。
また、物理学の世界では「(核分裂の)臨界」、生物学の世界では「分類の境界線がひきにくい、あいまいな」という意味も持ちます。エンジニアの世界では、「致命的な、最重要な」と言う意味になる。「クリティカル・パス(経路)」と言えば、そこが止まればプロセスの全てが止まってしまう回路、組織の中の役職などを指します。「クリティカル・マス」マーケティング用語では、商品の供給量がある一定水準を超えると、急速に市場での普及が拡大する。などの使われ方もしています。僕のブログ過去記事のクリティカル・マスを参照してみてください。

わかりやすく説明すると、欧米諸国で主流となっている物事や情報を批判的に解釈する思考パターンで、対象物や出来事を見聞きしたままに受け取るのではなく、客観的なおかつ分析的に理解する思考です。要するに自分本位や自分の価値観での評価をしない感じでしょうか。特に日本ではこの思考は絶対に必要な気もしますね。
伝えられる情報の全体像と、それの背景情報を理解することも重要です。物事は複雑に絡み合っていますからね。またこれには解釈方法や、それにより得られた事実に対する意見や考えなどが、個人の裁量や経験による部分も含まれるてくるために、それぞれの人間が持つ個性やバックグラウンドの違いが現れてくる部分も否めません。ですのでより客観性が重要となるのです。物事の本質を理解する手段でしょうか。

僕も当然個人の価値観や、経験に基づいての思考になりがちではありますが、このような思考を心がけるようにしています。実践しだして既に5年くらいにはなるでしょうか。もちろんまだまだマスターしたと言える領域には入っていませんが、クリティカルシンキングを理解して、実践するように心がけてからは、他人に対しての怒りや、批判は少なくなりました。その人が何故そのような判断をしたのかその背景や、置かれる環境から人に対しても考えるようになったからです。全ての出来事には理由がありますからね。ぞれが自己の経験と価値観で判断し、それに当てはめようとするからこそ、そこに怒りや葛藤が生まれるのです。

少し脱線しつつありますので修正しますが、ビジネスに関しても全く同じなのですね。
自分の価値観ではなく、マーケットは様々な要因が折り重なり形勢されています。なので前述と同じように、自己の知識や経験のみの判断はホント1例でしかないのです。この思考は情報力が高まるにつれて効果を発揮するように思います。知識を集めて整理する能力などもこれに含まれるでしょうね。

欧米化を推進するわけではありませんが、アジア圏の文化に生きる人々は、欧米の人に比べると客観的な状況把握能力が欠けているといわれています。主な理由としては社会文化の中に集団意識という概念が強くあるからでしょうね。縦書き文化ですからね。特に古い考えの人間はこの思考は難しいかもしれません。
仕事柄色々な皆さんとお話する事がありますが、一つの観念や、価値観にこだわる人が多すぎる傾向高いからですね。まあ簡単に言えば柔軟な考え方がクリティカル・シンキングの入り口なのかもしれません。

駄文に長々とお付き合い頂きありがとうございました。

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Posted by cyborg-z at 14:10│Comments(0)ビジネスワード
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