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2010年12月29日

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中国のキャッシュポイント

昨日に続いてまたまた中国経済やマーケットについてです。
観光誘致や所得上昇による中国マーケットの成長は今まで何度かブログで触れてきました。その中で、日本に対するインバウンド(日本に入国する旅行者数)に特化した内容が多かったので、中国の全体のアウトバウンド(海外旅行などの出国者数)は実際どのくらいなのか調べてみました。

その数は年間で約5000万人。海外で消費する金額は日本円で8兆円です。この数は2015年には1億突破という見込みもあるほどです。ちなみに現在の日本の中国人インバウンドは年間で約100万人。これはある意味こんなに近いのに少なすぎますよね。これはビザの関係で政府が積極的な入国体制を作ってこなかったところに原因があります。もちろん不法滞在、就労を防ぐ目的でそのような政策を用いていたのですが、急激な経済成長で今や以前の中国でなくしてしまっているに、日本政府のビザ規制緩和の対応遅れと思ってしまいます。
昨日のブログで、中国の豊富層が2億人、そしてネット人口が4億人に達したことには触れましたが、これをどのように日本のビジネスに結びつけるかがポイントとなります。大手企業はそれなり以上にその分野には積極介入していますが、中小零細企業はそうではありません。製造関係の事業者はそんなに大きな事業規模でなくても進出したり提携している例は多いのですが、それ以外の業種ではあまりこの手の話は聞きません。それは日本人の外国人、外国に対する閉鎖感や、語学的なリテラシーが低いのが最大の理由でしょう。ですが、世界のグローバル化はハイスピードで進んでいるのも事実です。この手の苦手をそのままにしている企業は、今後の日本では余程の環境が揃うか、ニッチ(隙間産業)なビジョンを見つけ出さない限り成長は望めません。大手で成功している所は日本の市場を飽和状態に感じ、欧米のみならず新市場の中国や東南アジアで成功を収めつつありますからね。

こう書くと中堅以上の企業でないと難しくも感じてしまうでしょうが、決してそうではありません。
個人事業主レベルの事業者でも積極的にビジネスを成功している例は多いのです。一番手っ取り早いのは、先に書いた、web人口の4億人ユーザーですね。日本の普及率では1億人弱ですので、実にその4倍のマーケットがあります。沖縄だけで見ても中国の豊富層増加による健康ブームの波に乗り、健康食品や加工食品などの輸出に成功している例もありますし、ネットショップだけで軌道に乗っている例もよく耳にします。いわゆる一昔前に流行った輸入販売の逆の輸出販売ですね。この手の本も沢山種類が出ているので興味のある方は是非書店で探してみてください。

参考例として政府の観光機関や、沖縄のインバウンド誘致の機関でもある沖縄コンベンションビューロー等は、中国最大の検索エンジン百度(バイドゥ)と提携してこれらのマーケット開拓も行っています。百度は中国最大の時点で、アジア最大のwebサービスの会社でもあります。グーグルの中国とのトラブルは皆さんも記憶に新しいと思いますが、そのような背景もあり、中国では今後も不動のポジションでしょう。これらを使っての例なども今後紹介していきたいと考えています。そして「銀聯(ぎんれん)」カードについても明日にでも詳しく書いてみたいと思います。
特に沖縄は最も中国に近く、そして歴史的背景で考えるともっともインセンティブが高いのですね☆


駄文に長々とお付き合いくださりありがとうございました。

今年もあと少しですねー。。ホント1年は早すぎる(--;
昨晩にヒアルロン酸コラーゲンを10倍べっとり顔に塗って寝たら朝は、卵肌になっていました☆
肌に悪そうなのでここぞと言う時以外はしませんがね(^^;



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