振り返る尖閣問題とその効能

cyborg-z

2011年04月17日 23:50

前回のブログで、地震による沖縄への経済的影響と今後のプラス材料を書きました。
それは中国からのインバウンドなのですが、僕のブログを長く読んで頂いている皆さんは中国経済については何度か見かけた記事かと思います。

読んだことが無い方は → 中国経済&ビジネスシリーズ

それについてふと気付いたことがありましたので、ブログに書いてみたいと思います。
地震前の事ですが、中国からのインバウントの増加とその経済効果については何度も触れてきました。前回もそうです。ですが残念な事に中国全体で沖縄の知名度は実は驚くほど小さいのです。これは以前より気になっていたのですが、ふとした事でその値目処を上げることに繋がってるのです。

それは昨年起きた尖閣諸島の問題です。
イデオロギー的な意味や話には触れません。経済とその効能についてのみ考えて見ると面白い側面もあるのです。
それは中国で放送されたテレビドラマが北海道が舞台にだった事で、沢山の中国からの観光客が来日したのですが、それと同時に北海道の知名度は中国全域で上昇しています。web上で解析してみると同時期の沖縄は皆無に等しい数字なのです。

中国国内から北海道と沖縄を検索したチャートです。


このチャートは携帯からでは見れません。

中国国内から北海道と沖縄を検索したチャートです。

このチャートは携帯からは見れません。

これでweb上から沖縄の検索件数がどれくらい上がったかは一目でおわかりかと思います。
そしてその翌月の海外からの沖縄入った入域客数は前年比の53%という数字も出ているのです。総数こそ少ないのですが、パーセントで表すとそれなりに大きな数字だと言う事が分かるかとおもいます。そして中国本土からの入域観光客は実に87%増のです。なのであの騒ぎは沖縄のインバウンドだけで見れば大きく知名度を上げた結果とも見ることができるのです。ちなみに中国の人は沖縄を琉球国と読んでいるので沖縄は通じませんよ☆
上のチャートは始めのものは沖縄検索、そして後者が琉球検索です。
そして北海道を越える検索があった時が尖閣諸島がメディアに取り上げられた日です。

そして中国で放送されるドラマで沖縄が舞台の作品がそろそろ放映される。
どのような効果があるのか非常に楽しみですね。



駄文に長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。


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