中国の所得増と海外流出 グローバルビジネスネットワーク紺野昌彦

cyborg-z

2014年07月05日 16:33

日本の観光収支が44年ぶりに黒字収支に転換した話題がありました。
今年の4月の統計でインバウンド数はようやく1000万人台を突破してました。日本人の海外旅行者数は約1800万人ですが、海外からの観光客が日本で消費する金額の差し引きで、の黒字の数字です。
僕もブログで4、5年前から書き続けてきた事ですが、ようやく観光収支がプラスで一安心です。
ですがこれは時勢からしたらまだまだの数字だったりもします。
今回はこれらを取り巻く環境について簡単に書いてみました。
インバウンド数(日本に訪れる観光客数・ビジネス客含む)は1000万人超えで概ね200万人以上の増加となっています。
これらは日本人の海外観光いわゆるアウトバウンド数の減少も後押ししての黒字転換ではありますが、一番大きな要因は中国の個人所得の増が大きな理由でしょう。また日本の遅すぎたアジア諸国へのビザ緩和政策もようやく数字に反映されているのと、もう一つの理由は円安傾向。

もちろん中国への数次ビザの緩和、タイ、マレーシアのノービザ化など政策的な要因もありますが、一番大きな要因は中国の移動人口の増加と言えるでしょう。

これらは周辺国のインバウンド数を見てもわかることで、台湾に関しては、2年前には100万人強の中国からの観光客は、約250万人に増加していますし、タイへの入域観光客も2年前には2012年の100万人から2013年には約250万人に達している驚異の増加を見せています。
タイに関しては2012年までは入域観光客数の国別トップは日本でした。(ただしミャンマーなどからの出稼ぎ労働者や不法就労者はカウントされていません)

日本に関しても4月に出た統計を支えるのは中国からの観光客数です。
ですがインバウンド数が1000万人を現実を帯びだした2013年は中国からの観光客は激減。
理由はご存知、尖閣の問題をはじめとする政治的な軋轢です。
ようやく今年に入り中国人観光客の増加が見られ始め、1000万人に達成した感は否めません。
ようするにイデオロギーを出してはでは経済の収支黒は見込めないのも日本の、そしてアジアの抱える経済環境と言っても過言ではないでしょう。

2012年には中国からの観光客は約94万人でしたが、2013年には約67万人に減少。(政府観光局)
インバウンド版のチャイナプラスワン政策とも言える、タイ、マレーシアのノービザ化対策と言ってもよい政策で、持ち直しに対して徐々に中国観光客の回復が1000万人突破を実現しているのです。

最も中国人観光客が減少した年に、台湾、タイなどを始め多くの国では、大陸からの観光客の大幅増加が実現しているのも事実なので。
結果として2年遅れた、観光取り込みと言ってもいいのかもしれません。

イデオロギーなど一時的に蓋をしてて圧倒的な経済回復を得てから、経済背景の国づくりでも遅くなないのではと、僕はよく感じています。

もちろん中国人の中間所得増加が、大きな背景となるのですが、ここでは海外への移動人口の増加、そして消費の拡大が大きく経済に寄与しています。ここでも実は日本には大きなインセンティブがあるのです。

急激に増加した中国人観光客のマナーの悪さと民度の低さで、僕のよく行くアジアの国々は、日本人が一番いい観光客と改めて認識されていますし、海外で増加した日本食、日本人経営の飲食店は、食の安全の日本のブランドに、これら観光客も大きなマーケットとなっているのです。
この部分で、日本に外貨を還流されるのも大いに必要なことなのかもしれません。



この画像は、Facebookでの僕の訪問先を示しています。
もちろんこの地が僕のビジネスでの拠点です。
大きなヒントはビックデータです。中国人の所得増加とその資本がどのような経路で消費されるかなのです。
僕の拠点はすべて今後中国からの直接投資が増加するエリアやその所得増での反映が起きる可能性の高い場所です。

実は沖縄での拠点もそうだったりしたのですが、イデオロギー問題、政治問題で戦略を余儀なくされ大きく海外拠点に舵を取ったのもひとつの理由でもあるのです。

中国の経済興隆は、世界の工場とかしたこの地に外貨が集中してるのが理由で、余剰となった資本の多くは次に移動するのが常なのです。
グローバルビジネスネットワーク


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