かつて邪馬台国の時代は、集落は堀を作り柵を作り、集落での生活だったのから、周辺の集落と交流を始め、川を超えて、そして山を超えて、しかる後には実際に現在日本へは中華系から東南アジアの国々からかなりの観光客が訪れています。
沖縄に関しては数年前の約10倍に増加しているですが、この流れをどう感じているのか?かなりWelcomeな人もいれば、嫌悪感を感じる方もいるでしょう。
もちろんイデオロギー的な背景やナショナリズム的な要素も含まれるのでなかなか結論というのも難しいかもしれません。
朝鮮半島、中国大陸との交易に発展しています。
要するに人間が文明を築き高度化する経緯にはこのグローバリゼーションという言葉は切れない存在であります。
それがスペイン、ポルトガルの植民地の拡大、イエスズ会の布教拡大なども一種のグローバル化の始点だったりもするわけです。
近代的グローバリゼーション
これまでのアメリカ式のグローバリゼーションが世界のスタンダードな時代でした。
1890年台にアメリカとスペインが戦った米西戦争を発端と言われているグローバル化のスタートは、アメリカ式のグローバリゼーションの始点でした。
これを機にキューバを始めカリブ海の島国の管理権を獲得したアメリカは、同時にスペイン統治領だった太平洋にも拡大し、フィリピンを手に入れ太平洋地域へにも大きな影響力を持った経緯があります。
これは第二次世界大戦終戦後、西ヨーロッパにも拡大しています。
同時に経済におけるアメリカ式が拡大するわけですが、欧米(アメリカ式文化)の拡大もドル通貨圏の拡大により、金本位制度からドル基軸通貨の経済社会に変貌を遂げるわけで、地域や国にこだわりながらも実は世界のメカニズムに組み込まれているのが現在までの状況だったでしょう。
現状とこれから。
かつてはこのようにアメリカ式の文化の拡大は、アメリカ式民主主義の拡大と共に、ドル経済と平行に拡大してきた側面も大きく、一定まで拡大した国際経済の中、現在では中国の経済台頭は目まぐるしく、ASEAN各国は経済成長を始め、世界の流動人口、交流経済はかつてないほどに活発化しています。
ここで注目しないといけないのが、この中国経済の興隆です。
中国はGDPが日本を抜いて世界2位にまだ拡大しています。まだ個人所得こそ日本の8分の1以下ではありまだ平均所得的には圧倒的な日本力が優っていますが、数で勝る中国の経済は日本を始めアジア諸国に大きく影響を施しています。また所得の拡大は年間数約万人増のスピードで中間所得以上の人口が増えています。
近い将来、日本との所得差は5分の1、3分の1と差は縮まるでしょう。
昨日に書いたブログに沖縄の海外インバウンド増が10倍近く増加している背景もこの例でもあります。
今後はこの増加が継続するのが一般的な見方でもあります。
始まりつつある中国式グローバリゼーションに今後は向き合うことが非常に重要なポイントでもあるのです。
すでに中華式グローバル化がアジア圏でスタートしてる事実を受け入れて先取りするか、拒絶して後発組になるかが大きな節目にもなるかもしれません。
ASEAN諸国では、投資国別ランキングで中国はほとんどの国でトップです。ミャンマーに関しては、日本の約3000億円に対して中国は約1兆3000億円、カンボジアは日本の約700億円に対して中国は約9000億円などのように目に見えないところで圧倒的な経済影響力を及ぼしているのにも目を向けないと行けません。
ビジネスととして経済として利を取るのか、最後まで拒絶するのか。
ですが観光客が集まる日本の都市は中国語のポップアップやメニュー表示なども早くから取り入れ、中国人を雇用して先取りに動いているのも事実です。結果として中国式グローバリゼーション経済の枠組み?経済流入に入り込んでいることにもなっています。
敗戦後の日本がアメリアにナイズした文化形成をしだしたときと同じであり、これを新グローバル化として受けグローバリストとして世界経済でポジションするのか、従来の日本のあり方(アメリカ式グローリズムの防波堤)としてナショナリスト的なポジショニングをするか、気づかなないままにその均衡を保つ位置に日本がなっているのも重要なポイントでしょう。
GHQによって新たに作られた秩序と形態、新たな日本のナショナリズムもこの時からで、本来の日本のものともまた違うのも事実です。
中国人が大挙として来日している沖縄には、経済的にも過去最高の観光収入となるでしょう。また米軍の最前線とも呼べる多くの米軍基地があり、ある意味双方のグローバリゼーションの最前線でもあるのです。
僕的にはイデオロギーやナショナリズムでは人は食えません。
抗ったとしても人は明日の糧を優先するでしょう。
ただアメリカのグローバル化の中に組み込まれた日本イデオロギー、それ以前の本来の日本イデオロギーは別物で、前者の中での主張と後者での主張でも大きく中身は異なります。今の日本は前者のアメリカ式グローバリズムの中のイデオロギーでありナショナリズムでもあるようにも感じます。アメリカが仮にだ一線を後退させた場合は、日本の立場は大きく異なってきます。
このような反面、香港では雨傘革命など、民主化維持の運動があったり、昨年の台湾での総選挙では反中国の政党の圧勝もあり、最後の攻防という感じもあり、経済という必要な恩恵はうけつつも併発する嫌悪感の表れであったりもします。台湾、香港の場合はメインランドがルーツでもあり日本とは異なった流れでもありますが、イデオロギーが問題となり表れています。日本はナショナリズム的な傾向が高いようにも感じます。今後どのような変化が周辺国そして日本に現れるのかを見るのが今の楽しみです。
中国人が多くなった沖縄の国際通り
紺野昌彦
紺野昌彦
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