ここ数日で、MV22オスプレイが、事実上12機配備されました。
その姿みた沖縄の方も多いかと思います。
正直な気持ちを言うと、特に反対も、賛成もないのが、率直なところです。
現時点では判断できない状況と言うべきでしょうか。
先日の米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイの配備に反対する沖縄県民大会では、10万1000人が、宜野湾海浜公園参加(主催者発表)。沖縄の本土復帰後に開かれた米軍基地に関する県民大会では最大規模らしいです。
率直に県民の意見のあらわれでしょう。
そもそも普天間の配備については、普天間基地の閉鎖、移設?が争点あり、特に配備が事実となった現在は、なんらかの手段による普天間基地機能停止しか道はありません。 それぞれの団体のスローガンで終わるのか、具体的な阻止行動なのか手段や行動は何が適当なのかわかりませんが。。
論点①
そもそも沖縄県内でも、普天間の閉鎖返還は一定のコンセンサスが取れているようですが、辺野古への移設の問題は反対意見、賛成意見共に存在するのが実際のところです。
これらを合わせた、一定の意見の取りまとめがマズは、一番の課題だったりします。
反対であっても、賛成であってもよく聞こえてくるのは、トーンの高い人達の意見であり必ずしも県民の声では無いように感じます。
論点②
中国との問題と、抑止力
海兵隊は、防衛の為の存在ではなく、緊急に展開する派遣軍であり、沖縄や日本に対する防衛には的しない戦力です。
ですが、尖閣の問題で中国との緊張が高まるなか、尖閣問題の見方、継続的に危険なのか、一過性の物なのか、これらの判断と対応も必要となります。
論点③
根本的に日米安保や、沖縄に基地が集約する現状に対する問題定義と、ここに対する何らかの政治的アプローチの強化。
海兵隊自体の輸送ヘリの新機種の入れ替えが理由で、オスプレイは配備されました。
一定の住民運動や、反対運動は、選挙を控えるなかで、大きな政治的な動きにもつながるので、否定するものではありませんが、これも日米安保の問題や、根本的な部分は、国の所轄となるものです。
問題視されるオスプレイの性能や危険性、新たな騒音問題などは、ここでは触れませんが、中国の問題や、尖閣も問題も同じく外交、領土問題であり国に所轄する問題ですが、ここの部分や、これらに対する、辺境に位置する沖縄県からの議論がどうあるべきなのかがあまり意見が聞こえて来ません。もちろん一部の極端なイデオロギーの方々の意見はたまに聞こえてくるのですが、意外とこの部分も重要だったりもするのかな?と僕は感じています。
数日前も中国海軍の7隻の艦隊が、沖縄と宮古島の間を通過しました。
尖閣諸島の問題が発生してから最大規模の艦隊行動です。
政治的な決着が着きそうのない尖閣問題に対して、短時間で石垣、先島方面に一定の戦力の配備を可能としたオスプレイは、中国に対する事実上の抑止力にもなる見方も可能です。
放置すれば、アメリカまでも容認と中国は都合よく取る可能性もあります。
新石垣島空港の開港により旧空港は軍事利用という話も聞こえて来ますし、宮古島の下地島空港もしかりです。
このような思惑がどこかであるのかもしれません。これを議論するのも、オスプレイも議論するのも、ようするに日米安保の根本からの問題であり、沖縄が現在の地政学的な位置にあるのも整理しないと行けな論点なのかもしれません。
恐らく近いうちに、飛行訓練で、このあたりまでオスプレイは飛行訓練を実施するでしょう。
実際に米軍の一定規模の縮小、(普天間以南の基地の全面返還)が現実になったとしても、石垣と宮古の問題は、さらに加速する可能性も秘めています。
沖縄県内に抱える基地問題は、大きなな国際関係や領土問題にもなりつつある今となっては、もう少し枠を広げた議論が必要なのではないでしょうか。
僕は中国へ毎月仕事で足を運んでいます。
中国人の友人も多いのですが、そんな話などにはなりません。
中国の反日運動は30くらいの都市に派生して、3~5万人前後の人が参加しているようですが、13億の人口の中国ですから、人口比で見ると微々たる数でしかないのも事実です。
そんな最中、ユニクロも先日、新店舗を瀋陽市でオープンしました。この都市も例にもれずデモがありましたが、オープンは大繁盛。買い物する中国客は、「私には尖閣の問題は関係ない」などのコメントをする中国人もデモに参加する人より多いのも事実。
日本でも右派プロパガンダが多く流れる傾向に、一般意見は差し控える傾向がありますが、どこも同じなのですね。
ですが中国政府の行動はアジア隣国に軍拡を招いているのは否めません。
中国の問題でさらに複雑になりましたので、しばし瞑想します。
駄文に長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。
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