中国ビジネスのキャッシュポイント(2)

cyborg-z

2010年12月29日 23:35

三夜連続で中国経済やビジネスについて続いています。
世界的に経済の牽引役となっているのは皆さんご存知だと思います。ですが、以外とその中身やどれくらいの結びつきがあるか、そして今後のポテンシャルについては余り知られていないのが実情です。
僕も仕事の関係上、友人の多くが自営業者いわゆる起業家と呼ばれる人達ですが、その多くが直接取引があったり、元々経済や金融に精通している人でないと、全く知らないケースが多かったのでやや多めにブログ記事にしています。

前回まではマクロ的な内容が多かったのですが、昨日からはややミクロ的視点に移行しました。鳥の目虫の目ですね。特に零細企業はその視点が無いケースが多いので要注意です☆
全国的に見てもそうなのですが、沖縄からのブログ発信ですので、ここで沖縄と中国に関わる面白いエピソードを。中国の検索エンジンでNO1の皆さんご存知「百度」がありますが、これの中国でのシェアは75%。ちなみにGoogleは19%、ヤフー0.3%てな感じです。この百度を使って個人事業主レベルでも収益を上げているケースが以外と多い事実については昨日に簡単にふれましたが、この百度の社長は親日中国人で日本への留学経験があります。そして沖縄と関わりが強いのです。ご存知の方も多いかと思いますが、その百度の陳社長の始めての日本への留学先が沖縄国際大学なのです。おそらくは多くのヒントを沖縄で得たでしょうね。そしてこの陳さんの身元引受人も沖縄の人なんです。

余談が長くなりましたが、それだけネット社会、ネット上のマーケットは急速拡大しており、そこに先ずは一つのビジネスチャンスがあるという事です。ネットユーザー4億人でこれは、日増しに間違いなく成長するマーケットですからね。それともう一つ書いておきたい事があります。中国の豊富層の中心は20代~40代なのです。この4億マーケットが全ての豊富層をカバーしていると言っても過言ではありません。お金の性質上過剰な利益は行き場を探します。これが投資であったり不動産であったりする訳ですが、当然、余剰品の購入にも向けられます。ここでゴールドマンサックスの面白い予測があります。2008年には中国での贅沢品の販売額は、2700億円でした。2009年には4500億円で、予測では日本を抜いて1位になります。このマーケットは必ずしも大手でしか参入できないのではありません。

ちなみに過去にも書きましたが、中国が日本を抜いて世界2位の経済大国(GDP)になってもそれは約14億人の人口と広大な国土が背景にあるからです。抜かれた日本は現在でも個人所得平均では中国の10倍もあります。中国が今の倍に成長してもGDP個人比では5倍なのです。そんな背景を考えると、国力の差では当たり前の事で何も悲観すべき事ではありません。平行産業社会から世界分業社会にシフトしている現在では、そのマーケット構造を今後の流れを見据えて対応できる個人、企業でなくてはいけません。

そしてこの流れで「銀聯(ぎんれん)」カードとその流れと、導入に進めを書こうと思っていたのですが、あまりに長くなり過ぎそうなので、これは次回に持ち越しますね。

長々と駄文にお付き合い頂きましてありがとうございました☆





絶えまない変化の先に

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