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2014年05月31日

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シアヌークビルで海難事故

先週カンボジアのシアヌークビルで海に5時間漂流するという海難事故にあってしまいました。
僕は元々いろいろなことに巻き込まれたり、遭遇する確立の高い人間ではあるのですが、海難事故は想定外で思いもよらぬいい機会に巡り合いました。もちろんけが人などもなく5時間漂流の後に乗員10名がみんな無事だったから言えることでもあるのですが。。
そんな様子のブログです。
カンボジアのシアヌークビルには月に2回から3回は仕事の関係で足を運びます。
現在コンドミニアムの建設の準備や、現地のクライアントさんのお店などの調整など目的は多岐に渡ります。

今回5月後半のシアヌークビルは、カンボジアへ始めて来られた事業者の皆さんをお連れした視察ならびに物件調査が目的でした。

そのメンツは、日本でゴルフ場や複数の飲食店を経営される方、九州を起点として全国と米国に40店舗近いラーメン店を展開する社長、名古屋、ハワイなどで飲食店や人材派遣の会社を経営される方、そして米国人でハワイの不動産を扱う社長など、異色の組み合わせでした。

海難事故というのは当然、船舶で海上でのアクシデントを指しますが、海に出たワケとは?

今回のシアヌークビルでの目的の一つに、ホテル建設用地の視察というものがありました。
シアヌークビルには人が上陸できる島が、大小合わせて12以上存在します。
その中にはソンサーアイランドなど、世界でもトップクラスのアイランドリゾートなどもあり、近年急激に人気を集めるエリア、それがシアヌークビルだからです。

シアヌークビルの人気上昇を伝えるには、これが一番でしょう。
完全ローカル空港だったシアヌークビル空港は今年国際空港に格上げされ、エアアジアのバンコク、シアヌークビル路線の就航が決定し、中国南方航空やアシアナ航空が就航に興味を示しています。無名の空港がいきなり国際線が複数就航する事態を迎えようとすることが、にわかに人気上昇中の大きな裏付けとなるでしょう。

そんなシアヌークビルの沖合にロンサレム島というビーチの美しい離島が存在します。
まだ大きな開発もなく、自然豊な場所に地元の地主さんがコテージホテルを建設してそれをリースで貸出したいというので、船を出して見学に行くことになったのですが、足の速いモーターボートで40分の道のりですので、距離は相当でしょう。

行きはシアヌークビル市長と、地元の大物地主の方で、船を出してくれたのはその地主さんです。
シアヌークビル市長は、この島でおさらばだったので、市長が海難事故に遭うことはなかったのですが、事故が始まるのはここからでした。

シアヌークビル

シアヌークビル市長

行きはよいよい帰りは怖い。。
行きは希望に満ち溢れた船出で、熱帯気候のまだ開発もされていない地域への旅となり参加のメンツのテンションもいい感じでした。
ハット姿のダンディーな方がシアヌークビル市長で先月就任されたばかりですが、地域にNO,1の実力者です。

ロンサレム島

ロン島

このロン島周辺には、このようなコテージ型のリゾートヴィラがたくさんあり、自然の景観を損なわないように点在しています。
ビーチの砂は全て「泣き砂」歩くだけでキュッ、キュッっと音が鳴ります。
今回はこんな新築コテージを24棟セットで貸したいという話でした。

ソンサーアイランド

ソンサーアイランド

ソンサーアイランド

そして見えてきたのはソンサーアイランドという無人島2つからなる高級水上コテージホテルです。
おそらくカンボジアでは最高級で、今では世界的に着目されるホテル。
なんとその宿泊料金は当日予約で米ドルで2000ドル。アゴダなどの予約サイトでも1400ドル以上する高級ホテルですが、いつも高稼働率の高級リゾートです。

ロンサレム島

ちなみにロン島付近の海の透明度はこんな感じです。

このようにしていくつかの島を、地元富豪のモーターボートで行き来していたわけですが、悲劇が始まるのはここからなのです。

ガソリン満タンで200Lのこのモーターボートでシアヌークビル港からロン島付近の島への往復はなんともないとの事でしたが、2つ3つの島の往来はまた違います。

当然僕たちは招かれるがままの船旅で、そのコースの距離や、積載燃料、予備燃料の有無も知る由もなしです。
要するにゲストですから、細かく口を挟むものでもありませんし。。

ソンサーアイランドリゾートを離れ、シアヌークビル港へ帰る途中、何度かいやな予感がしていました。
僕は周りの皆さんに「絶対なにか起こりますよ」と三度ほど口走った次の瞬間。。

「ぷすぷすぷす。。。」

はいガス欠で、予備燃料ナシで、一番近い岸は3kmから4kmほどの彼方。。

シアヌークビル港

景色は最高の夕日を醸し出していました。
近くの知り合いにジェットでガソリンの補給を携帯で依頼できたので時間つぶしにどうしようかと。

推力を失った船はゆれるゆれる。。
思い切って泳ごうと、大海原にドボンと。

シアヌークビル

大海原にドボンとしたお陰で海流の速さ、風による船の流れる方向などが感じ取れ、これを利用しない手はないと思い船のホロを帆替わりに、少しでも岸に船を近づけようトライしようと。。

シアヌークビル市長

勝負は、夕暮れまでに給油依頼したマリンジェットが遭難中の船を発見してくれるかです。
日没まであと15分。

結果としてマリンジェットは遭難中の僕たちの船を見つけきることはできず、そのまま夜間漂流へと。。

シアヌークビル港

シアヌークビル

乗船している皆さんは次第にグロッキーに。。
日没で救援のマリンジェットは断念。
船主の地元の大地主さんの力で、彼の友人の海難救助隊に隠密りに救出を携帯電話で打電して、救出をまつことになります。

シアヌークビル

シアヌークビル不動産

そして待つこと5時間。
携帯電話で位置確認しながらのシアヌークビルの海難救助隊の船が近づきようやく、僕たちの船を発見☆

シアヌークビル海難

手荷物スマホは、スマホの明かりで必死にこちらの位置を知らせるための行為です。
もちろん長時間の遭難を想定して、全部の携帯の電源を落とし、2、3台づつの使用したり、カラのペットボトルを緊急の浮き輪替わりに備えるなどできる準備はしていましたが、なぜか恐怖感もなにも感じません(僕はですが、皆さんは相当グロッキーだった様子です)

シアヌークビル

無事給油を受けた、船はこんどはエンジンがかからずで、救助船に牽引してもらい航行を開始。
航行途中にようやくエンジンがかかり自走での航行に切り替え、ようやく港にたどり着きました。

海難事故こそ初めての経験でしたが、今までにマレー半島縦断や、タイ国内をツーリングで一周したり、冬山登山、あえて冬山でビバークしたりとアウトドア歴25年の経験があったので、恐怖心も危機感も感じることはなかったので、非常によいアトラクション気分の海難事故でした。
もちろん海や大自然を舐めているわけではありません。
時としてスコールや嵐に遭遇しなかったのも幸いでしたし、強風などで沖に出されることもなく、岸向きの風、そして沖へ向かう潮の流れの微妙な感じで位置を固定できているのを体感できていたので、多少は根拠のある安心があったからでしょう。

次はどんなハプニングがあるのか。。
カンボジアの開拓は続きます。

※自分で船を出す場合はこんな失敗はしません。
予備の燃料、予備の水、発炎筒、照明弾の確認などは必須です。今回はゲストとして招かれた立場でしたからね。


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