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2013年08月13日

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ASEAN諸国の平均所得から見るマーケット

タイ、ミャンマー、カンボジアなどのASEANの国々に進出して現在様々なビジネスを展開しています。
その中でも人口構造や、現在の平均所得やGDPは必ず目にしないといけない数字だったりしますが、日本のようにある程度全国的に平均化されている国とそうではない国では、その見方も大きく変わってきます。
それは地方と都市部で極端に格差があるということです。
ミャンマーでは最大都市ヤンゴンでの人口は約600万人と言われています。平均賃金は日本円では5000円と言われていますが、1ヶ月間のインターネットの契約料が、80ドル以上します。日本円で8000円。
ミャンマーでの平均賃金より高いのですが、ヤンゴン市内のネット契約者数は、昨年9月で約100万回線と言われています。

タイ王国全土
タイ全土での平均年収は2011年の統計では、1世帯当たりの平均所得は月2万903バーツで、日本円で6万5千円前後。
GDPは一人当たり5394ドルであり、世界平均の半分程度の水準です。ちょうど発展途上国の域を出て中進国に分類されます。

バンコク首都圏
2009年にタイ統計局が公表した家計調査によると、バンコク首都圏の1世帯当たりの平均所得は月3万7732バーツ(約11万円)
タイ全土のデータから2年古いので、単純にGDPの成長率で推定すると、10%程度上がっていると仮定すると約4万バーツ(約13万円ほどになります。また2013年に最低賃金が30%ほど切り上げされたので、全般的な底上げ効果もあるので現在はこれ以上でしょう。

これで見ても全土と、首都圏の格差は大きく、そして富裕層率が非常に高い推計となります。

これが前座に出したヤンゴン市内のネット回線契約率の実態がこのような感じなのでしょう。圧倒的に都市部にアッパーミドル以上が全国平均より集中するわけです。

さらに実態的には地方都市と、さらなる農村部でも大きく所得は開きます。
農村部では現金収入が極めて少ない環境での世帯も少なくはありません。これらの全体統計が指数にでる統計でありその構造と集中するところで見れば、また統計によるマーケット意識も大きく変わってきます。

カンボジアでも都市部と地方の格差は大きく、さらに地方都市と農村部でも大きく違います。

もう一つ大きく違がってくるのは、入域観光客との相関関係もあります。
タイの平均所得は日本円で約3万円、ミャンマーは約5000円、カンボジアは約8000円です。
タイの人口約6500万人、ミャンマーの人口約6900万人、カンボジアの人口約1800万人
タイのインバウンド2300万人、ミャンマーのインバウンド約100万人、カンボジアのインバウンド約350万人

外国からの観光客や投資額が一人頭に影響する額も大きく変わってくるでしょうね。
投資額についてはまた次回。

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この記事へのコメント

タイにおけるタイ人給与はインフレ率を上回るほど高騰してますね。特に専門職は激しいです。

中国都市部と同様になっていくのは時間の問題でしょうか?

それ以上に付加価値を作り出せるか、ASEAN関税撤廃後の国家間相関図がどうなるか気になるところです。

またご意見聞かせてください(^^)/
Posted by 164164 at 2013年08月18日 10:11
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