紺野昌彦オフィシャルブログ・絶えまない変化の先に

紺野昌彦オフィシャルブログ

LINEで送る

2011年11月13日

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

西表島、石垣島に行って来ました。

この週末は、石垣島、西表島に滞在でした。
石垣は仕事の関係で最近ちょくちょく足を運ぶようになりましたが、西表島は実に10年ぶりだったりします。
到着した日は生憎の天候でしたが、雨が降りもやのかかった西表島の原生林は、より壮大に感じました。決して晴天だけがベストな光景ではないなと。また数日の雨量のお陰で、ピナイサーラの滝も水量が多く車窓からでもその雄大さを感じる事ができました。存在だけで大きな観光資源だと改めて強く感じました。西表はこれで5回目くらいですが、初回と変わらぬ感動を与えてくれたのが、非常にうれしかったです!自然の懐の深さも10年前と同じ!

西表島、石垣島に行って来ました。

さてさて今回は商工会のセミナーがあり、伊江島の観光産業に貢献した伊江島物産センターの松本壮さんが「ソーシャルビジネスで島興」僕は、「アジアの観光需要やそれに対する八重山としてのプロモーション対応」などをお話しさせて頂きました。
普段は学生層に話す機会が多く、実際に商工会や観光事業に長く携わるみなさんの前でお話する機会はそう多くはないので、ちょっと緊張しますね(^^;
僕も約10年ばかりは観光関連のお仕事に従事したのと、経済大好きとで、今のインバウンドの流れや新石垣島空港の開港後の予測などを交えて色々とお話ししたのですが、一番大切なのは言葉のバリアフリーですね!それを国際空港となる石垣島空港の開港までに準備できれば、3年、5年先には大きく海外に認知されるのではないかなと感じています。
話の中で引用した岐阜県飛騨高山市は、人口9万8千人。1999年には約5万人程度の観光客が、官民一体のブランディングと言葉のバリアフリーで、現在は年間18万人の観光増にまで達しています。
人口が石垣市で約4万8千人、竹富町で約5千人。これくらいの規模の観光地なら地域でのブランディングや色々な整備も自分達の力で出来る範囲と感じたからです。
またfacebookやG+、Ustなどのソーシャルメディアを使った現地からの情報発信は今後特に有効な方法となるでしょう。観光需要自体が個人旅行にシフトしているので、情報もまた個人それぞれが収拾し選ぶ傾向が強くなるので、エージェントと通さない観光が主流になるからです。情報の発信、潜在的顧客層へのアプローチには抜群のツールですからね☆

西表島、石垣島に行って来ました。
当日の会場の様子です。聞いていた倍近い皆さんにお集まり頂きました。

西表島、石垣島に行って来ました。
セミナー後の関係者の皆さんとの交流会。

ほんとうに楽しくて勉強になる出張でした。
皆さんのいろんな視点や考え、実際の八重山や、離島が抱える問題。
同じ沖縄でも感じることが出来ない多くの事が学べた滞在でした。もちろん過去に石垣島には2年住んだ経緯はあるのですが、その頃には感じること出来なかったことや、知ることが出来なかったことが多くなりました。

西表島に特化して見てみると、観光客は異様な伸び率です。
平成元年には入域観光客は113000人だったのが、現在では350000人で約3倍の伸びです。
ですが問題は大半が日帰り観光客。全国的な観光地でも同じ問題を抱えている事例が多いですね。幸い現在はソーシャルメディアでの個人での情報発信が主流になりつつあります。西表全体から個々が、それぞれの視点による発信を続ける事で、今まで以上に多くのファンを作り、動機の誘発になるのではないでしょうか。滞在しないと、住んでいないと感じない事はかなり多いはず。その情報がリアルに伝わる時代ですから☆
この島は日帰りではあまりにももったいないですからね☆

また色々考えてブログでまとめてみたいと思います。

駄文に長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。









同じカテゴリー(沖縄のポテンシャル)の記事
Posted by cyborg-z at 20:00│Comments(2)沖縄のポテンシャル

この記事へのコメント

沖縄本島とは違った問題や悩みが同じ観光業でもあるのですね。
しかしこういうところでSNSのチカラを発揮してプラス方向への展開ができると素晴らしいですね。
紺野さんの経験や知識が生かされれば鬼に金棒ですね。
おつかれさまでした^^
Posted by 新垣 覚 at 2011年11月14日 08:31
ハブ、ムカデ、サソリ、蛭が大の苦手ですが、いつか
縦走してみたい島です。島が活性化して欲しいと思う
反面、自然のことを考えると、いつまでも人が近付け
ないような存在であって欲しいとも思ってしまいます。
東京都のように都道府県レベルでレンジャー組織が設
けれれば良いのですが・・。それも海外のように強い権
限を持つレンジャーを望みます。
Posted by ゴン at 2011年11月14日 20:29
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。

コメントを書く

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。