2011年04月10日
震災の中の心温まるお話
地震が経済にどの様な影響を及ぼすのかシリーズでブログを書いていましたが、今日はおやすみです。
とはいいながらも地震に関連するお話ではありますが(^^;
今回の震災の初日より、僕たちが沖縄で経営する宿泊施設で、震災により東北に帰れない人、そしてその後は被災地から避難してくる人の受け入れをしていました。現在までにその人数は約30名くらいでしょうか。
僕自身も阪神大震災では被災地域に居住していた関係で、少なからず地震の現場の状況や人に及ぼす心理状態、そしてブログにもよく書く経済の影響を目の当たりにしてきました。動機はそんなところでしょうか。
地震発生から3日目にとあるお二人が、被災地の福島県から避難してきました。
85歳のおばあさんと、その娘さんです。今後の影響を考えて少し落ち着くまではということでした。そうです以前にも僕のブログで紹介した方です。その後そのお二人は、福島県から家族を呼び寄せたのですが、その人数は12名。
小さいお子さんや、妊娠中の方、70を超える高齢の方と様々です。
僕達の施設はゲストハウスと呼ばれる簡易宿泊施設です。数日間の旅行や、若者の長期滞在には向いていますが、ご年配やご家族連れには不向きなのです。それを危惧しだした頃に、北部のリゾートホテルから「空いている部屋でお受け致します」との一方を頂きました。当然そのご家族と話し合い、同じ避難なら環境がいいほうがと、(僕も進めたのですが)移っていただきました。そして2週間してからその12名のうちの1家族4名が、お子さんの学校の関係で福島に帰ると、僕たちの施設に挨拶に訪れてくれました。なにかこれだけでもうれしいもんです。そして数日前に始めの2名として到着されたおばあさんとその娘さんが、那覇の僕たちのところに遊びにいらしてくれました。それでお聞かせいただいたお話です。
ここからが本題なのですがんね(^^;
沖縄の北部の話を聞かせてもらったのですが、それが実に凄い!!
以前に書いたように、そのリゾート施設からは車4台でその避難のご家族を迎えに来てくれたのですが、それだけでも中々真似の出来ることではありません。そしてそのご家族が到着すると、そこの村長さんと地区の区長さんがお出迎えしてくれたそうです。既に何組かの人がその地域に避難されていたそうで受け入れの体制は村を上げてに近い環境でした。
翌日からは地域の皆さんや漁師さんが、その日取れた新鮮な魚介類を届けてくれたり、区長さんと村の課長さんが訪れて、区の診療施設で、避難している全ての皆さんの健康診断までおこなってくれたそうです。
そして「なぜここまでしてくれるのですか」という問いかけにに、「ここに居る間は、村民と同じ生活をしてもらいたいからです。区民ですからね」と。いやいや感動しました。その地区に殺到されたり問い合わせが多くなると困るので、具体的な名前は書けませんが、何とも心温まるお話でした。
そしてその健康診断でもう少しちゃんと見ないといけないと判断された数名は、村の車で大きな医療施設に連れて行ってもらって、そこで診療とお薬を頂いたそうです。そしてその費用は全て村の予算。困った時はお互い様と。すばらしすぎる!!
以前のブログで、沖縄県や那覇市内での対応等について書いたのですが、実はそれと同じ日に起きたことなんです。
行政の規模や抱える人口の差は大きいのですが、思いやりと持った決め細やかな配慮が出来るのは、田舎ならではなのですね。都市部では薄くなりつつある沖縄のホスピタリティー精神が、強く息づいた現場を聞けて非常に嬉しく感じました。
以前のブログ → 沖縄県の震災5日目の対応
もちろん那覇の僕たちの施設でも、以前の報道で多くの皆さんから炊き出しや義援物資を頂き、暖かいお言葉ももらえ人として自分自身も多くの勉強が出来ました。一人一人では出来る事は限られますが、その多くの思いが一つになれば多くの人を助けられると。。
僕個人では出来る事は限られますが、これからも色々と頑張って行きたいと思います。
多くの皆様のご協力ありがとうございました!
関連記事 琉球新報
関連記事 沖縄タイムス
とはいいながらも地震に関連するお話ではありますが(^^;
今回の震災の初日より、僕たちが沖縄で経営する宿泊施設で、震災により東北に帰れない人、そしてその後は被災地から避難してくる人の受け入れをしていました。現在までにその人数は約30名くらいでしょうか。
僕自身も阪神大震災では被災地域に居住していた関係で、少なからず地震の現場の状況や人に及ぼす心理状態、そしてブログにもよく書く経済の影響を目の当たりにしてきました。動機はそんなところでしょうか。
地震発生から3日目にとあるお二人が、被災地の福島県から避難してきました。
85歳のおばあさんと、その娘さんです。今後の影響を考えて少し落ち着くまではということでした。そうです以前にも僕のブログで紹介した方です。その後そのお二人は、福島県から家族を呼び寄せたのですが、その人数は12名。
小さいお子さんや、妊娠中の方、70を超える高齢の方と様々です。
僕達の施設はゲストハウスと呼ばれる簡易宿泊施設です。数日間の旅行や、若者の長期滞在には向いていますが、ご年配やご家族連れには不向きなのです。それを危惧しだした頃に、北部のリゾートホテルから「空いている部屋でお受け致します」との一方を頂きました。当然そのご家族と話し合い、同じ避難なら環境がいいほうがと、(僕も進めたのですが)移っていただきました。そして2週間してからその12名のうちの1家族4名が、お子さんの学校の関係で福島に帰ると、僕たちの施設に挨拶に訪れてくれました。なにかこれだけでもうれしいもんです。そして数日前に始めの2名として到着されたおばあさんとその娘さんが、那覇の僕たちのところに遊びにいらしてくれました。それでお聞かせいただいたお話です。
ここからが本題なのですがんね(^^;
沖縄の北部の話を聞かせてもらったのですが、それが実に凄い!!
以前に書いたように、そのリゾート施設からは車4台でその避難のご家族を迎えに来てくれたのですが、それだけでも中々真似の出来ることではありません。そしてそのご家族が到着すると、そこの村長さんと地区の区長さんがお出迎えしてくれたそうです。既に何組かの人がその地域に避難されていたそうで受け入れの体制は村を上げてに近い環境でした。
翌日からは地域の皆さんや漁師さんが、その日取れた新鮮な魚介類を届けてくれたり、区長さんと村の課長さんが訪れて、区の診療施設で、避難している全ての皆さんの健康診断までおこなってくれたそうです。
そして「なぜここまでしてくれるのですか」という問いかけにに、「ここに居る間は、村民と同じ生活をしてもらいたいからです。区民ですからね」と。いやいや感動しました。その地区に殺到されたり問い合わせが多くなると困るので、具体的な名前は書けませんが、何とも心温まるお話でした。
そしてその健康診断でもう少しちゃんと見ないといけないと判断された数名は、村の車で大きな医療施設に連れて行ってもらって、そこで診療とお薬を頂いたそうです。そしてその費用は全て村の予算。困った時はお互い様と。すばらしすぎる!!
以前のブログで、沖縄県や那覇市内での対応等について書いたのですが、実はそれと同じ日に起きたことなんです。
行政の規模や抱える人口の差は大きいのですが、思いやりと持った決め細やかな配慮が出来るのは、田舎ならではなのですね。都市部では薄くなりつつある沖縄のホスピタリティー精神が、強く息づいた現場を聞けて非常に嬉しく感じました。
以前のブログ → 沖縄県の震災5日目の対応
もちろん那覇の僕たちの施設でも、以前の報道で多くの皆さんから炊き出しや義援物資を頂き、暖かいお言葉ももらえ人として自分自身も多くの勉強が出来ました。一人一人では出来る事は限られますが、その多くの思いが一つになれば多くの人を助けられると。。
僕個人では出来る事は限られますが、これからも色々と頑張って行きたいと思います。
多くの皆様のご協力ありがとうございました!
関連記事 琉球新報
関連記事 沖縄タイムス
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Posted by cyborg-z at 15:52│Comments(2)
│東北地方太平洋沖地震
素晴らしい日本人へ幸あれ~
ブログ読ませていただいています。
皆さん同じような気持ちですね・・
前を見て生きるしかないです・・
日本人は乗り越えて行きますね。
ありがとうございます。
お礼になりませんが紹介させて下さい~
私は書いていません。
http://twitter.com/fransisco_G
今後ともお元気で頑張ってください!
ブログ読ませていただいています。
皆さん同じような気持ちですね・・
前を見て生きるしかないです・・
日本人は乗り越えて行きますね。
ありがとうございます。
お礼になりませんが紹介させて下さい~
私は書いていません。
http://twitter.com/fransisco_G
今後ともお元気で頑張ってください!
Posted by jope at 2011年04月13日 04:38
jopeさん
コメントありがとうございました。
色々なところで沢山の人たちが助け合っていますね。
それだけでも嬉しいです。
でも犠牲が出ないと多くの助け合いが発生しないのが少し寂しい部分でもありますね。。
コメントありがとうございました。
色々なところで沢山の人たちが助け合っていますね。
それだけでも嬉しいです。
でも犠牲が出ないと多くの助け合いが発生しないのが少し寂しい部分でもありますね。。
Posted by cyborg-z at 2011年04月17日 21:46
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