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2012年02月16日

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沖縄県の人口構成とインバウンド

沖縄県は人口増加率が出生、流入共に全国で1位です。
その経済的なポテンシャルは前回のブログでも触れました。
日本に位置しながら、少子高齢化の影響が一番少ない地域であり、東南アジアの人口構造に近い状態です。東南アジアの国々は人口構成と、インフラ未整備から今後高度成長期に入るといわれています。それに日本で一番近い沖縄。その沖縄も同じ人口構造なのです。現在の全国平均のような少子高齢化になるのは2035年以降でまだ20年くらいは生産人口が高齢人口を上回る構成です。東南アジアの国々と違いインフラ投資での外貨流入はありませんが、一定の経済政策や観光政策でアジア経済からアジアマネーを呼び込む必要はあるでしょうね。

日本全国のマーケット規模は年々縮小していますし、日本の全体的な人口は急激な減少期に入りますので、マーケット規模だけでなく税収減、当然プライマリーバランスは悪化も大きな問題となっているのは皆さんもご存知の通りでしょう。ほんと抜本的な構造改革が急務なんですね。
こんな視点で考えると全国からの観光は長期的に考えると減少する可能性の方が高く、沖縄の観光増はインバウンドに大きくシフトせざるを得ないのです。
今回の沖縄に入る一括交付金ですが、沖縄県が策定した使用目録を全て目を通したのですが、中国語の道路標識などの多言語化予算はメニューにありませんでした。ちょっと驚いたのですが。。。

さてさてその人口ピラミッドですが、今後高度成長をするといわれる国と日本のものの比較例がありましたので参考までに。

沖縄県の人口構成とインバウンド

引き続き沖縄の人口構成です。
上記の日本の全体構造よりかなりマシなのは見て分かるかと思います。生産人口が年金受給の年齢に達するまでは、全国的な高齢化社会には到達せずに、生産、消費の上昇は一般的には続くということです。ですので現在のうちに沖縄県は抜本的な政策を実行してく必要を強く感じるのです。そんな簡単ではないでしょうが、全国の二の舞は避けたいですね。。

沖縄県の人口構成とインバウンド

全国からの経済や観光流入は長い将来では期待できなのは先に書いたとおりで、このインバウンド需要の喚起は、国内にはややイデオロギー的というか、ナショナリズム的に否定的な声もありますが、思うにイデオロギーやナショナリズムよりも先に明日の糧の方が優先度は上に感じてしまいます。全体的にマーケットが縮小し、人口減少となるは避けられず、どれだけ文句を言っても、市場が受け入れている実状は無視できません。ようするに地産地消をうたっても、衣料等の物品の消費も結果として安価な中国やアジア製品を市場は求めている実状が答えなのですからね(^^;
株価や為替を同じです。需要に左右される経済意思とも受け止めれるのです。まずは経済を優先させるべきだと僕は考えています。

震災以降は落ち着いていますが、中国マネーの日本の土地等の取得も色々取り沙汰されていますが、これも実はそう問題でもないと考えています。1990年代のバブル絶頂期には、日本の余剰資本はアメリカのマンハッタンの不動産を買い漁った時期があります。当時はジャパンバッシングも激しく、ちょうど今の中国と日本のような経済関係だったのです。中国も同じくバブルを向かえ結果余剰な資本は、投資先を求めて流出します。その先が日本なだけなのです。日本はアメリカをリスペクトして目指して経済成長を続け、結果その余剰金はアメリカの不動産に流れました。中国やアジアの国々も同じく日本をリスペクトしています。そしてそこで発生した余剰金は、尊敬する日本の土地に彼らのステイタスとして流れ込んでいるのが現状なのです。戦後の日本の高度成長と短期間でGDP世界NO2になった実績、アジアのステイタスとしての自負心を感じるならこれらは否定できないのではないでしょうか。中国経済も成長はあと10~15年で生産人口も減少に入り、経済成長率も5%前後まで後退します。高価格で取得した土地は、安価で手放さなくてはいけなくなるわけであり、日本の経済的には非常にプラスな現象とも捕らえることも出来るのです。スターのブロマイドは買いたいものなのです☆それが無くなればそれこそ日本はおしまいですよ。。

駄文に長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。




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Posted by cyborg-z at 08:38│Comments(0)沖縄経済
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