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2011年12月21日

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タイ航空のチャーター便の沖縄就航

那覇にあるジャンボツアーズさんで12月20日にタイ国際航空のチャーター便就航の説明会が行われました。
てぃーだスクエアさんの取締役の嶌田さんにお誘いを受け参加してきた来たのですが、さすが観光に力を入れている国だけあって環境整備はいい感じの印象でした。

てぃーださんもタイの現地事務所を持ち、ナムジャイブログというポータルサイトを運営されたり、貿易やタイでの販路拡大を目的とする企業さんのお手伝いなど多角的に活動されています。僕もブログで何度か書きましたが、タイとの貿易(スモールトレーディング)ですが、20年近く行っていたりとタイとは浅からぬ関係でもあり、そんな接点から色々と情報交換などと交流をさせて頂いている背景もあり、現在共同で面白い企画も現在立案中です☆

さてタイや貿易や物流と沖縄とは縁があるのかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
多くの皆さんはご存知でしょうが、沖縄は貿易特区もあり、那覇空港は国際貨物のハブ拠点として整備も整っていますので、他府県では出来ない取り組みが可能なのです。県もこれらの補助金として年間に約7億円の補助金メニューを持っていたりするのです。これは全国的にかなりのインセンティブと考えてもいいかと思います。当然、成田、羽田、関空と海外からの空の玄関口として機能している大空港は複数存在しますが、貿易特区やハブ機能に対する助成金制度は沖縄だけですので、観光以外でも本来は注目すべき内容だったりするわけなんですね。

参考までに貨物ハブとして機能する以前の国際貨物の物流量は急増しています。
以下のグラフがその数字です。

タイ航空のチャーター便の沖縄就航

ハブ空港のはどのような役目か?
日本を含むアジアのいろいろな主要都市から、那覇空港に国際貨物を一旦集荷し、短時間で複数の目的地別に積み替え、再びスピーディに輸送するという国際貨物ハブ機能をいいます。この事業は昨年の10月から那覇空港でANAにより展開されています。この事業の始まりに当たり、沖縄県も「那覇空港の国際物流拠点化は、沖縄の振興にとどまらず、アジアの航空貨物需要や成長力、活力を取り込み、我が国の地位向上に大きく貢献する。物流・臨空関連企業の誘致や県産品の販路拡大にも力を入れ、この分野の産業を観光、情報通信関連産業に続く沖縄の第3のリーディング産業に発展させたい」と言っています。
専門家によればまだまだ問題も多いようですが、まずは今以上に基幹産業やモデルケースの充実が急務でしょうね。

那覇空港のハブとしての実績
国際貨物取扱量は那覇空港にハブ&スポークが展開されてから飛躍的に増加しているのは先ほどのグラフの通りですが、以外に知られていないことですが、現在、中部空港を抜いて関西空港に次ぐ日本第3位の物流量だったりするのです。
また県産品の海外輸出も国際航空物流ハブが始まるまでは月間0.4トンだったのですが、現在は月間8トンに増加し、約20倍の増加となっているのです。海外に輸送している主な品目は、ゴーヤ、ほうれん草、島らっきょ、などの青果物やビール、泡盛、黒糖商品、健康食品などを中心に香港、台湾、ソウルへ出荷されているようです。

ちょっと考えていること。
基本的には沖縄県産品を海外に出荷することが大きな取り組みとされていますが、ハブ拠点なのと保税が可能な制度もあるので、インポートでの物流にも面白いことが出来そうと考えています。
日本全国に販路があれば、その物流量に対して、沖縄にフィーが落ちる仕組みも考えれそうなので、現在複数案をまとめています。また、今ではネットの普及で経済や物流のボーダレス化も進み、県内の物販業者も従来の問屋などではなく、海外からスモールトレードで商品の一部を輸入することもそんなに難しくもありません。
僕の仕事の一環で、とある雑貨店さんの商品の一部を海外製品に入れ替えると、海外からの送料や税金なども含めても全体利益率が10~15%も上昇させることに成功しています。
ハブ化や貿易は、輸入業者だけに有利な整備ではないのです。

かなり脱線しましたね(^^;

今回は観光就航でのお話しなので、本当はタイ国際航空の那覇空港就航で垣間見たタイのセールスとその取り組み内容を紹介したいと思ったブログでしたが、長くなりましたので、これは次回に書いてみたいと思います。
ですが、タイや那覇空港国際ハブを利用した面白い新ビジネスを複数計画していますので、お楽しみに☆

駄文に長々とお付き合い頂きましてありがとうございました☆






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Posted by cyborg-z at 01:51│Comments(2)沖縄のポテンシャル

この記事へのコメント

海外からのスモールトレードで身の丈に合った商品仕入れをする事はすぐにでも小売業者さんは出来そうですね!(優れたコーディネーターは必要でしょうが・・・)やはり視点をワイドにして視野狭窄にならないようにしなくては・・・と今回の記事で痛感しました (^_^;)
Posted by 新垣 覚 at 2011年12月21日 07:53
新垣さん☆
スモールトレードは個人事業者レベルでも手が出せる範囲ですからね☆大いにつかってもらいたいと思っています。中間業者が少し困るかもしれませんが、ネットの導入で既に形骸化してきていますしね(^^;
Posted by cyborg-zcyborg-z at 2011年12月23日 22:20
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